にゃんこはうすです。

少し前に、ぽつんと一軒家で黒島が紹介されましたよね。

その時、二人暮らしのおばあちゃんのお宅に沢山の猫たちがいました。

番組を観て、その猫たちの健康状態を心配した、関西のある保護猫団体が、全ての猫たちを保護しました。

猫たちの排泄物には新聞なども混ざっている極めて不健康なものでした。

小さな島で近親勾配を繰り返した結果の奇形や伝染病で、大変な状態だったそうです。

今も、シェルターでお世話している子、病気で亡くなった子、幸運にも里親さんに会えた子、それぞれです。

写真の子は、おばあちゃんが亡くなって、一人暮らしで寂しくなる当時72歳の娘さんに頼まれて黒島に残す事になりました。

ある日、保護猫団体の方から、電話があり、この猫たちのTNRをしたいと言われました。
猫が、繁殖しないように捕獲して手術して元の場所に帰してあげる事です。

恥ずかしながら、その時初めて実情を知ったわたしは、お手伝いする事にしました。

日程調整をして、一緒に黒島に渡り、猫がいそうなところに六台の捕獲器を置きました。時間は限られています。

幸いにも懐いている猫でしたから、おばあちゃんのお宅のこたつの中と、台所に水を飲みに来たところで保護する事ができました。

わたしは、保護団体の方を長期滞在させるのが気の毒になり、2匹を預かり、手術後1週間我が家で薬を服用させ、黒島に帰す事にしました。

たしか、2年前の今頃ではなかったでしょうか。娘さんは、私が猫たちを連れて帰った時に、「帰してもらえないかも知れないと心配した」とおっしゃつて嬉しそうにわらいました。

そして猫たちと家に戻っていく年老いた娘さんと、前を歩く猫の姿が見えなくなるまで私は、黒島をあとにする舟から眺めていました。

元気かなあ。