きな子
大事な大事な私のきな子。
毎晩絶対腕枕。
癲癇持ちで躁鬱病で脳障害のきな子。
昼間は陽の当たるカーテンの裏。
夕方は自分の毛布の上。
わたしが帰ると大声でよぶ。
部屋に入ると部屋の中を右回りにくるくる廻る。
お水がないとボウルをぶっ飛ばす。
お布団敷いてとおねだり。
布団を敷いて左側にきな子の毛布を乗せたらご機嫌。
私に、布団に入ってと見つめる。
わたしが布団に入ると、必ず右から枕元を回って
左腕に香箱座り。
なでて!とわたしの頬をちょんちょんする。
しばらく撫でていると独り言ウニャウニャ。
夜中に起きて遊んでる。
きな子の世界は八畳一間のフローリング。
雨の日に車の前に飛び出して来た仔猫。
とっさにポケットに入れた。
きな子とのはじまり。
いま4歳。
ずっと一緒にいよう。
