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✴︎前回の続きです✴︎
急遽、明日出産をする事になりました。
息子の検査結果が早ければ明日に分かると聞いていましたが、明日は聞けないだろうな…
と、思いながらも、私はなんとなく、
きっと急性腎炎だろう
と考えていました。
と、いうのも後遺症で稀に急性腎炎を起こすと言われている溶連菌感染症が1ヶ月ほど前、保育園で流行っていたからです。
息子はしばらく体調を崩していなかったので、溶連菌には感染していないと思っていましたが、実は知らないうちに無症状で感染してたんじゃないかなと楽観的に考えていました🤔
急性腎炎でも怖いですが、ちゃんと完治するって事だし、息子も即入院になるから、今なら同じ病院で私も入院中だから息子も寂しくないかも
かなり無理矢理ですが、なぜか前向きに考えていました。その時は…
その日の夕飯後、早々と寝るつもりで病室でゆっくりしていると
『ぴこままさ〜ん、今よろしいですか?』
と看護師さんが来ました。
見ると看護師さんと、午前中に診察していただいた小児腎臓科のドクターが一緒に病室に来てました。
(以下ドクターからの言葉はこの色で書きます)
え??なぜ?産婦人科の病室に??と
私が混乱してる事に気付いたのか、ドクターが
『突然、遅い時間にすみません、ぴこ君の検査結果がでました。本当は明日お伝えする予定にしてましたが、明日の朝から出産されるとお聞きしたので、恐らく出産後はお疲れだと思い、先に検査結果のお話をしに来ました』
との事でした。
私も気になっていたので、そのまま検査結果を聞く事になりました。
『血液検査の結果から、ぴこ君は
慢性腎炎です。
難病で完治することはありません』
一瞬言ってる意味が頭に入ってこず…
私が困惑してると、ドクターは丁寧に分かりやすく説明を続けました。
『正式な病名については、腎生検をしないと分かりませんが、慢性で間違いありません。
血液検査の結果から重症度を、
1(軽い:経過観察のみ)〜10(重い : 腎不全)で表現すると、ぴこ君の場合は、7程度です』
その時、私は、10じゃないんだ!良かった
…と、一瞬ホッとしたのですが、すぐにドクターが
『7は、決して軽くは無いですよ』と…
確かにそうだ10のうちの7…
どちらかと言うと重症寄り…
ドクターは続けて
『腎生検の結果が、例えばIgA腎症だった場合は、10年間治療を受けたとして約2割弱の人が腎不全になり透析が必要になります』
と説明されました。
⚠️これは17年前の説明内容なのと、私の遠い記憶なので現在は違うかも知れません。
腎不全…透析…???
もちろん、その言葉を聞いた事はありましたが、
まさか4歳の息子が?!?!
私が、治療はできるのですか?と質問すると
『完治を目指す治療ではありませんが、経過観察を続けて場合によっては、入院してステロイドの大量投与をする事などがあります。
この先、ぴこくん、学校に行くようになるとは思いますが、運動制限があったり体調を崩す度に入院退院を繰り返す事が考えられますので普通の学校生活を送るのは難しいかも知れません。
これから長いお付き合いになりますが、
頑張っていきましょう』
との事でした…
✴︎続きます✴︎