関西出張中は、ここぞとばかり!
なかなか行けない神社を巡ったみこ参拝
最寄りの駅から1日数本しかバスが出ていない秘境地
奈良県吉野郡天川村にある
「天河神社」を参拝してきました
「天河大辨財天社」ともいうらしいです。
何度聞いても覚えられず
「天河神社」といつも言ってしまう、、
ここは弁財天さま=市杵島姫命を
お祀りしている神社ですね。
昔の神仏習合の影響により、日本神話に出てくる海上交通の守り神、市杵島姫命は
弁財天さまと同一として信仰されました
なんでも天河神社にこっそり参拝しにくる
芸能人もいるとか
事前に、天河神社に行ったことのある知人に連絡を取り、
軽く事前調査を開始
どうせなら他の神社も回ろうと思ったので
1日で効率よく回る秘訣を聞くと・・・
「天河神社は最寄りの駅から1日2本しかバスが出ないから
朝一番の8時47分のバスに乗った方が良い。それに乗り過ごしたら次は午後1時20分!」
なぬーーーー!!
きっと1時間じゃ回り切らないだろうし、、、
考えた末、兵庫のホテルを朝5時に出て、
始発バスに乗ることにしました。
いざ!バスがでている近鉄吉野線「下市口駅」を目指す!!
近鉄吉野線の車窓はどこか懐かしくって、
他に乗っている高校生たちの青春の会話にキュンキュンなって
そんなこんなで、人気のない沿線を見つめながら朝8時。
「下市口駅」にとうちゃーーーく
この先、いつ食にありつけるか分からない、、
そんな若干の恐怖とウキウキを感じていると
コンビニを発見!お水と軽く食料をゲット
8時47分出発の「奈良交通」の路線バスに乗り込む!
まわりにもチラホラ女性の一人旅っぽい人たちが。
女性に人気みたいです
1時間程、山道をくねくね進み、たまに見えるどこかの神社の鳥居に
「おおおーーーーここも秘境の面影
」
と足を止めたくなるけどバスなので無理・・
でも期待感は高まる一方!
やっと着きました。「天河神社前」下車です
この長閑さ、、、村には信号機が1個しかありません。
ほんっと静かです。
さて!はやる気持ちを抑え、まずは帰りのバス時刻をチェック!
・
・
・
15時26分
やはり・・・
同じく時刻表を確認しにきた一人旅のお姉さまもしばし無言となり
「長いですね・・・」と二人で苦笑い
割り切って、ここはもう思う存分、余すことなく神社を満喫しようではないか
ということで、
こちらが「天河大辨財天社」です!!
朱色の鳥居と、燈篭と橋が艶やかですね。
では、いってきまーす
橋を渡って左側には社務所と、少し広場があります。
太陽さまも出迎えてくださってます
こんな木々も発見✨
アートの域でございます。
それでは、階段を登っていざ御社殿へ!
ここはなんだか変わった造りをしています。
左に拝殿、右は能舞台となっています。
この拝殿と能舞台を含めて「妙音院」と呼ぶそうです。
妙音天は、辨財天の別名だとか。
天河神社には貴重な桃山文化財である
能面や能装束が多数残されているそうで、
昔から芸事との縁が深かったことが分かるね!
そしてもう一つ!貴重なものを発見!!
拝殿の鈴「五十鈴(いすず)」です↑↑
天河神社に代々伝わる神具なんだって。
鈴の鳴らし方は、鈴緒がまわりの鈴に触れるよう円を描いてまわすこと。
意外と難しい・・・
鳴ると、カランゴローンと独特な音が響きます。
まわりが山に囲まれていて、車もほとんど通らない町に、神の音が響き渡るかんじ~~~
この五十鈴は、日本神話の「岩戸開き」と関係があるそう。
天照大御神が天岩屋戸にこもってしまったとき、
岩屋戸の前で天宇受売命が舞を踊ったんだけど、
その時に使用した「神代鈴(かみよのみすず)」っていうのと同じなんだって
岩屋戸を開くことに成功したとき、
使われていたものとは
神様はこの鈴の音がお好きだということだね
能と関係が深かったり、芸事の神様ウズメちゃんの鈴があったりと、
芸能人がこっそり訪れる理由が分かりました
さて、謎が解けたところで、
ゆっくり散策タイム。
なんたって、帰りの時間までたぁ~~ぷりあるからね
気付いたことに、
このあたりの家は玄関にしめ飾りを飾ってる。
信仰心の強い土地なんだねー
小さな社も発見
そして、神社から10分ほど歩くと、
なんと嬉しい!温泉施設を発見✨
冷えと歩き疲れた体を癒しましょう
この施設キレイだし、静かだし最高でした。
上がったあとは、畳の部屋でゴロー―――ンてできる
最高かよ!!
お腹がすいたら温泉横の定食屋でご飯も♪
観光客の気持ち、分かってる~~~
さて、散策再開!
この青空と緑、、、、最高かよ!!
こんなものを発見、ほっこり癒されますね~
この天川村全体が、
神域のような、時間の流れが違うような、
そんな空間でした。
滞在時間がこんなに長い神社は、
あまり無いかも
ご縁があったから来られたんだよね
秘境の村にある「天河大辨財天社」(←覚えたっ)ぜひじっくり回ってみてください
帰りにまたお姉さんと一緒になって、
「お疲れさまでした」って挨拶しました