イレッサが効かなくなったことがわかり、次の治療を考えなくてはいけなくなりました。まず遺伝子タイプがexon19欠損から変わりT790Mという変異になっているか調べるために気管支鏡の検査をしました。ちなみに初めて受けたときはこんなに辛い検査は二度とやりたくないと思いましたが、今回は筋肉注射の麻酔をやってもらったのとどんなに苦しくても鼻から息は吸える、ということが前回でわかったので気持ちを落ち着かせて臨んだところ、前回の1/100(大げさかな?)くらいの辛さですみました。もしこれから受けられる方がいたら、絶対に息は吸える!ということさえ信じて臨めばそんなに辛くはないと思います。
T790Mという変異があればイレッサのようなピンポイント攻撃してくれるお薬(オシメルチニブ)が今年の5月に出る予定で、かなりの奏功率が望めるそうなので、5月までなんとか今のまま引っ張って新薬を使う、という選択肢があるとのことでした。
そしてイレッサ耐性になった人の5-6割にこの変異が認められる、ということだったのですが、昨日結果が出て残念ながら私の場合それが認められませんでした。とても残念ですが、どんどん咳が増えてきている今、あと3ヶ月ほどこのままでいくのは不安な部分もあったので、その意味ではあきらめがつきよかったです。
そしてまさに先ほど主治医と治療方針について話をしてきました。主治医のおすすめはプラチナ製剤(シスプラチン+アバスチン+アリムタ)という抗ガン剤でしたが、やはり抗ガン剤の副作用が怖く、イレッサと同じような分子標的薬のジオトリフはどうか、と聞いたところ、入院せずにということを考えるのであればその選択肢もなきにしもあらず、ただイレッサ耐性がついた後にジオトリフをやった人50人のデータで腫瘍が半分以下になった人はたったの約8%だったとのこと。。50人という少ない母数のデータとはいえ低すぎる。でもプラチナやって仕事続けられるんだろうか、、とても悩みます。週末かけて考えて週明けに主治医に意向を伝えることにしました。
ちなみに主治医いわく、最近は良い吐き気止めなども出ていて寝込むほどの副作用が出ている人はほぼいない、とのこと。ブログを読み漁っている限りの情報とだいぶ違うんだけど、信じていいんだろうか、、あとジオトリフも下痢、発疹、口内炎という副作用はかなり強いらしいです。
私の場合、実家が地方なので仕事を続けられない=家賃払えない=実家に帰る、なので、なんとしても仕事は続けたいのです。とはいえ8%の望みにかけるのは心許なすぎる。
心はプラチナに傾いています。