入院中。
いつものように部屋の外にある洗面へ
洗い物に行っていると見覚えのある顔…
同級生だ…
咄嗟に顔を下げた。
何も悪いことしてないけど
普通に話せるテンションではない。
私たち親子の病室は
産科と小児科と同じナースステーションの前。
ここには幸せなお母さんがたくさん行き来する。
しばらくしてナースステーションを通ると
保育器の前に立つ同級生の姿。
無事赤ちゃんは産まれて
保育器管理されているようだ。
がんばれーがんばれー赤ちゃん。
そんな気持ちと羨ましい気持ち悔しい気持ち
そして泣きたい気持ちになった…
どんだけ時間が経とうと解決しないと思う…
ドアを開けると目の前には新生児室。
しばらく部屋に閉じこもった。
幸せな光景を目にしたくないからだ。
今私の心は泣いている。
無理はしないでおこう。
数時間が経ちまた洗い物に向かった。
するとミルトンを持つ女の人が病室から出てきた。
これまた同級生であった、、、
こんな偶然ありますか。
運良く気づかれなかった…
神様ありがとう。
私は出産から7ヶ月が経ちます。
心から笑える日なんてもう来ない
そう思ったあの日から
少しずつ前を向いては辛く感じる日もありました。
ジェットコースターのようなメンタルです。
息を吸うのがやっとだったあの日に比べれば
少しずつ受け入れて前を向き
メソメソせずクヨクヨせず生きてきたつもりです。
でも今日改めてわかりました。
まだまだ全然癒えてません。
全然普通ではないです。
無理をしていたのかもしれません。
娘は目の前でこんなにも頑張っているのに
涙が出るのです。
そしてその涙にすら罪悪感を感じます…
幸せな出産のはずだった。
よくお母さんがんばってますね！
すごいです。って褒められます。
でもすごいのは生まれてずっと
頑張り続ける娘なのです。
だからクヨクヨしてる暇なんてない。
娘のサポートを頑張るのみなのです。
さっ前を向こう。
