植木等さんの映画はスクリーンで初めてみました.
お客さんは年配の方ばかりでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141112/18/miicyann-0324/71/8b/p/t01840260_0184026013127084521.png?caw=800)
主人公の名前は「平均」(たいらひとし)という。この人を食ったような名前の男は名前に違わぬ超お調子者であった。なにかにつけて歌いだすのです。
この映画は日本人が一生懸命働いてた時代に制作されました
まだ闇市が残ってたじだいです
そしてとことんニッポン・サラリーマンを笑いとばす。「滅私奉公」「努力と忍耐」が美徳とされ会社は終身雇用を保証していたころです
。戦後日本が希望をもちはじめ、必死にはたらいていた
現実世界を蹴飛ばし
。「いや~諸君、元気ぃ?」と自信満々にオフィスを自由に闊歩する主人公にタジタジとなる社員達。
そしてなんだか無理やりだけれどいつのまにか出世してしまう主人。
最後は会社を飛び出すが、あっという間にライバル社に再就職を果たしてしまう。
なにかというとすぐ陽気に、のんき。歌い出す植木スーダラ節
スーダラ節がまた聴きたくなりました
そうだよなつまんないことでクヨクヨするのなんてバカだよな」という一種の精神的癒しをあたえたという、まことにありがたい映画なのです
テンポよしリズムよし底抜けに明るい!!
。あのバカ笑い一発でその場の空気を、映画館の客席を、「幸福」にしてしまう男・植木等。クレージーキャッツの面々もそれぞれ活躍。
コツコツやるやつはごくろうさんときたもんだ
閉塞感を感じる現代に風穴をあけてくれる映画
短調な毎日がわびしいと感じたら、仕事でミスって滅入ったら、迷わずこの映画を観るべし。
この映画はもっと評価されていいと思う