「ワレサ 連帯の男」 | こみたんの映写会

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映画の事以外もかいていこうかな♫


90歳を迎えようというアンジェイ・ワイダ監督の最新作品
アンジェイ・ワイダは「鉄の男」でワレサを撮っているが
私がスクリーンでみたのは「カティンの森」と「菖蒲」だけなのです


今回の映画はむずかしかったです
お客さんも5人と少なめでした




東西冷戦を肌でしっているわけでないので
今ひとつピンとこなかったです

ワレサ大統領についてしっていることは東西冷戦の突破口を開いた
ポーランドの連帯の指導者
ノーベル平和賞受賞
ポーランドが民主国家になって最初の訪問国が日本だったことくらいです




ソ連の監視化のもとポーランドの北部グダンスクにおける造船所での

共産国初の自主管理労組「連帯」の指導者ワレサが一界の電気工から大統領

になるまでが淡々と描かれています


ワレサを英雄視するのではなく、一人の人間として指導者になっていくまでを描いています
とにかく何度逮捕されても、何度仕事を首になっても諦めない
それには奥さんの支えが大きかったこともふくめて描かれています




時々モノクロームになったりドキュメンタリー映像になったりこだわりの手法は
さすがワイダ監督です
音楽も80年代ロックを使って時代の高まりを表現しています




ストライキと警察のぶつかりあいはリアリティがありました。緊迫して
今のロシアとウクライナ情勢を思わせました