「ブルージャスミン」 | こみたんの映写会

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日頃観たDVDや映画の感想や日々の暮らしのあれこれ
映画の事以外もかいていこうかな♫

ジャスミン(ケイト・ブランシェット)は夫ハル〔アレック・ボールドウィン〕

とNYで優雅なセレブ生活をおくっていたが、夫の逮捕で全財産と全てを失ってしまった





行く先を失ったジャスミンは、サンフランシスコの妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)の
安アパートに転がり込む。


NYのセレブ生活はジャスミンの回想シーンで出てきます







生活能力のないジャスミンは歯科医の受付の仕事をしますが、歯医者に言い寄られて
自尊心が傷つきます

現実を受け入れられず安定剤とウオッカに逃げ込みます

ジャスミンは、ファーストシーンでもシャネルのネックレスにシャネルのジャケット
エルメスのスカーフにエルメスのベルトにバーキンをもち

ヴィトンのスーツケースで
ファーストクラスでサンフランシスコにやってくる虚栄の世界の人なのです


あるパーディで外交官としりあいますが、ジャスミンは再び社交界に返り咲くことができるのでしょうか?


薬やウオッカをあおりマスカラを滲ませ神経質なこわれゆく女を演じるケイトは
「欲望という名の電車」のブランチを連想させます






なにかというと安定剤にたより、ぶつぶつとひとりごとをいう
現実をみようとしないで、懐かしむのはモナコがパリがとセレブ生活なんです







妹や妹の彼氏をみくだし、虚勢をはるジャスミンがいじましく
またインテリアデザイナーになるのと、見栄を切るケイトのジャスミンの
過去の栄光を心の糧に過ごす鬼気迫る演技がすばらしい


NY時代のセレブ生活かサンフランシスコか顔をみればわかるくらいです

喜劇ではなく、メランコリックな笑いが全編を覆っています>