こちらでは1月遅れの公開となりました
ナチス占領下でのフランス警察によるユダヤ人迫害<ヴェルディブ(冬季競輪場)事件>は
1995年にシラク大統領が公式に認めた事件です。その映画化です
でも1万3千人も不法に連れ去られて、しらないわけない!!その当時は新独政権ヴィシー政権だし
知ってる人はしっていて、これまでにも傑作「パリの灯は遠く」を始めとして幾度か映画化されていました。この作品の特別な点は、対独協力歴史的大罪を声高に告発するのではなくて、
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両親とともにヴェルディブに送られ、弟をとっさに納戸に隠した少女サラの視点と、
2009年の現代、彼女の軌跡を探索するアメリカ人女性記者ジュリアの二つの視点が併行して描かれることです。
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イノセントな少女の瞳に映じた残酷で混沌に満ちた世界と、説明しがたい孤独を抱えるキャリア女性
の日常を対比させ、戦争という災厄がもたらす癒しがたい傷痕を、サラのたどったあしあと、ジュリア
の現在の問題として浮かび上らせる
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サラの数奇な生涯をたどることで周囲を傷つけ、自らも深く傷つくが、名状しがたいラストシーンに
漂うのはすべてを包みこむよう温かい感情です。
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サラ役のメリュジーヌ・マヤンスはまさに天才的で、すごくいい、家族が離ればなれになるときや
弟を助けに行くとき
とくに男装で列車に乗るシーンでの傑出した演技は忘れがたい。
予告編で弟がたすかるのか、すごく気になって、最後の涙が溢れてしまうキーとなるシーンも
あるブロガーの方が
がネタばれしてたので、残念でした。私も詳しく書いてしまうほうなので、
自分も公開したてのとかは気をつけます。
でもネタを全部しってから見にいくという方もいるので、どこまで書くかは、各々なんでしょうか?