2008年公開 イギリス
今大好きな映画館でのクロージング上映のひとつです。最初みた時も号泣しましたが
今回も目が晴れて、コンタクトがとれなかったです
イアンマーキュアン原作の贖罪
![$こみたんの映写会](https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/20/miicyann-0324/d3/9e/j/t01890267_0189026711627367096.jpg?caw=800)
政府官僚の娘セシーリアは、同じケンブリッジに通いながらも
使用人の息子ロビーとは話もしない間柄だった。
自分では気づいてなかったが、セシーリアはロビーを愛していたのです。
秘められていた、情熱は熱く
お互いその気持ちを確認しあい、愛情を交わした晩に事件は起きました。
![$こみたんの映写会](https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/20/miicyann-0324/aa/bd/j/t02200116_0309016311627367095.jpg?caw=800)
感受性が強く作家志望の妹ブライオニーはある嘘をつく
ブライオニーが少女ゆえに、少女ゆえの潔癖さと、性的なものへの嫌悪感ゆえに
ブライオニーが自分の犯した罪の大きさに気づいた時は遅かったのです
![$こみたんの映写会](https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/20/miicyann-0324/98/e5/j/t02200143_0278018111627367097.jpg?caw=800)
夏の一瞬交わした気持ちだけを支えに、二人は5年ものあいだ
再び二人の物語を始める事だけをのぞみ、戦火の中、離れ離れの時を過ごす
わたしのところに戻ってきて。私のところに帰ってきて。
ロビーはこの言葉をなんども繰り返す。みていてせつなく
胸がしめつけられるよう
セシーリアはこの言葉をロビーに託す
この言葉が印象的で深い意味を持ちます
少女期の潔癖さ、と無垢な残酷さがよく描かれているました
感受性が強いゆえに一生の罪と思い定め、タイプライターを打ち続ける事を選ぶブライオニー
あと子供の洋服なども戦前のイギリスらしい可愛さと、屋敷の美しさ
夏のイングランドは鬱蒼としている 緑が美しく、
それにくらべ,戦火からの帰還を待つダンケルクの浜辺の、
灰色の世界は悲しみに包まれているかのよう で寒々としている
タイプライターに刻まれた音楽が美しく
![$こみたんの映写会](https://stat.ameba.jp/user_images/20111122/20/miicyann-0324/5d/c0/j/t02200161_0262019211627368721.jpg?caw=800)
二人は再び幸福の日々をセシーリアの送ったあたたかな、海辺の小屋で
再会し、二人の物語を迎える事ができるのか?、
その願いはブライオニーの唯一できた悲しい祈りのようなつぐないでした