この時期になると実家と義実家でお中元を贈り合います。

お中元のみならず、お歳暮や年賀状、+αのやりとりまでしているようです。


始まりはすべて義実家でした。

うちの母は、お中元や年賀状はやらない人・やめる人も増えている中、自身も高齢になりつつあるので、そういうやりとりを少しずつ縮小しているところでした。

なので、義両親から初めて贈り物が届いた時、母は迷惑とは言いませんでしたが、何となくそう感じてるようでした。


母が迷惑がるのは、相手が義両親だからというよりは、仕事がまた一つ増えたことに対してだと思います。

母に辞め時のわからない仕事を増やして申し訳なかったので、義両親には私や夫からお中元とかは互いにやめましょうと言いました。

が、義両親は聞き入れてくれませんでした。

私は義両親のこういうところが苦手です。

しかも、義両親が毎年お決まりで贈ってくる農作物は、うちの実家でも大量に作っているもので、義両親はこのことを知っていながら、それを選びます。

義両親の性格上、嫌がらせでないのは分かってますが、普通なら他のものを選ぶのではと思ってしまいます。

それに対し、母は義実家にお礼の電話を入れると「大好物をいただいたので、さっそく食べました。おいしかったです。」と、まだ食べてもないのに言います。

母は、私のために義両親を喜ばせるような言葉を選び、面倒な付き合いを続けてくれてるんだと思います。

今思えば、義両親が贈り物をしてくる前に、互いにそういうのはやめましょうと提案しておけば良かったです。

一度でもやりとりをしてしまうと、その後になって贈るのをやめるのは気が引けてしまうかもしれないからです。

義両親が私夫婦の提案を受け入れずに、うちの実家に贈り物を続ける理由はこれかもしれません。

やはり、始まりが肝心です。

(そうは言っても、世間知らずの私の場合は、義両親からお中元が届くまで、そんなやりとりがあるともよく知らなかったので、時間を巻き戻しても結果は変わらずですが・・・これから結婚される方の参考になればいいです。)


ちなみに冒頭に書いた+αですが、義両親は節目のやりとり以外で、年に数度、実家に季節のフルーツを贈ってくださるそうです。

それも食べきれないほど大量にです。

実家では両親の二人暮らしなのに、毎年、秋には大玉のりんご30個が届きます。

義両親のお気遣いであっても、あまり頻繁な贈り物は考えものです。


つい先日、今年も少し早めに義両親からお中元が届きました。

義両親はうちの実家への贈り物には律儀です。

その律儀さを私夫婦や子への節目のお祝いとして示してくれる方が私はうれしいです。

私は母に「実家への贈り物より、うちの子にオモチャの一つでも買って欲しいわ」と愚痴をこぼしてしまいました。

子の誕生から半年以上経ちますが、義両親はうちの子には何も与えてはくれません。

この差は何なんでしょうか。

母の努力を知りつつも、私は義両親のありがたいところにだけ目を向けることがまだできません・・・。


読んでいただいて、ありがとうございました。