期待

〘名〙 あてにして、心の中で待ちもうけること。予期して待っていること。

「精選版 日本国語大辞典より」


他人に期待をすることは、

最も愚かな思考のうちのひとつ

と、少し前に読んだ本から学びました。


家庭内、職場、友人関係、ご近所付き合い等

「人間関係」といわれるものは

一人の人間の周りにいくつもあります。


それらのうち、どの関係をとっても

「期待」をすることは

自分にとって不利益しかないと感じるのです。


他人に期待をするということ、

わたしの日常の場面で例を挙げると


・子どもは今日もきちんと宿題を終わらせてから遊びに出かけただろう。

・次の試合は勝ちたいと言っているのだから、言われなくても練習するだろう。

・帰りが遅くなると伝えていたのだから、祖父母はまさか子どもをお風呂に入れて寝かせてくれているだろう。

・職場の後輩に以前教えたあの仕事、きっと今日は自ら進んでやってくれるだろう。

・分からないことがあれば、こちらから声をかけずとも質問してくれるだろう。

・恋人に週末の予定を伝えたし、こちらから確認したのだから、向こうから誘ってくれるだろう。

・寝不足や体調不良を訴えているのだから、せめて心配や労いの声をかけてくれるだろう。


などなど。


具体的な場面を想像すると

なんか嫌な奴、、

と思いませんか?

少なくともわたしはわたし自身に

「嫌な奴」と言いたくなります。

(基本的に口は悪いです。笑)


ただ心の中で待ちもうける

だけでは、

他人に自分の気持ちなんてなーんにも、ひとっつも伝わらないのです。


なのに勝手に

わたしの考えを分かってくれない。

してほしいことをやってくれない。

反対にやらないでほしいことをされる。

わたしのほしい言葉をくれない。

と、いじけてしまうのです。


相手に対してイライラしたり、

極端に自分が落ち込んだり、

なんらかの負の感情が生まれます。


心の中で待ちもうけていた分、

裏切られたと感じるからですね。

自分勝手ですね〜

我ながらやれやれです。


これまでは、

期待する側の目線でのお話です。

では、

期待されていた側の立場ではどうでしょう。


ただ普通に生活しているだけ

自分の仕事をしているだけ

だったはずなのに、

いきなり相手の機嫌が悪くなる。

何があったのか

自分が何かしてしまったのか

慌てて聞いても答えてもらえない。

どうにかして機嫌を取ろうとする。

理由が分からないから見当違いのことをする。

余計に話がこじれる。

のように、イライラが連鎖しますね。

想像するだけで恐ろしいです、、


こう考えると、

人から見えない自分の心の中は

言葉にして伝えた方がよいですよね。

必ずと言っていい程に、です。


してほしいことや

ほしい言葉があるなら、

素直におねだりしたらいいじゃないですか。


あくまでも、可愛く

あくまでも、下手に出て

お願いする立場ということを忘れない

など、相手に不快を与えないように

伝える努力は不可欠ですが。

(これがまた、難しい😅)


自分の気持ちは

相手に伝えるべきなんです。

お互いのために。


察してほしい

なんて甘えていては、いけない。


気持ちを伝えた時にも注意。

「ここまで伝えたのだから、全て分かってもらえるだろう。次はこうしてくれるだろう。」

なーんて期待をしないこと。




と、

頭では分かっていても

完璧には出来ない日々ですけどね。笑


できた、できなかった

の評価も時には必要ですが

「意識して生活する」

それだけでも

意味があることだと思います。


期待の代わりにしたいこと

期待しないことによって起きる良いこと

なんかも

そのうち書けたらいいなぁと思います。


ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございました♪