今回は、言葉にまつわる本の紹介をしたいと思います。
時々このようなブログも書いていくので、ご興味持っていただけたら幸いです。
今回紹介する本は、私の所属する大学の英文コース言語学専攻所属の教授陣が、コース所属の学部2年生へ推薦されたものです。
ですので、大学で英語学、日本語学など、言語に関わる勉強をしている学部1、2年生の方、大学でそのような勉強をしてみたいと思っている高校生の皆さんに、ぜひ読んでもらいたいと思います。
※この原文は、若かりし大学2年生当時の私が2007年8月に書いたものですので、時代の流れの影響を受ける事柄には少々古い箇所もあるかと存じますが、ご興味をお持ちになった方は最後まで読んでくださると幸いです。
では、今回はこの1冊。
来年から本格的に小学校でも英語教育が始まるわけですが、
「ことばの教育」というのを考えさせられる一冊です。
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『日本語力と英語力』 齋藤孝、斎藤兆史・著
2004年 中央公論新社 (新書)
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《内容紹介》
学習指導要綱にて「英語の使える日本人」構想が打ち出され、小学校でも総合学習の中で「国際理解教育」の一環として英語教育を行っても良いこととなった。最近の英語教育においては、「コミュニケーション能力」が執拗に重視され、中学校の教科書でも会話文を主体とした構成が採用されている。従来の文法学習を主体とする英語教育では英語が使えるようにならなかった、という世論がこれを後押しする。
しかし、国語教育学者の齋藤孝氏と英文学者の斎藤兆史氏はこの傾向に難色を示す。スポーツなどもそうであるように英語学習においても、まずは素読、暗誦、文法、読解を含む型を習得し、単語などを詰め込み、質の高い「本物の」教材を用いるべきなのではないのか。間違った英語で無理やりコミュニケーションをとれる能力よりも、きちんとした教養を身につけ、論理的に思考できる能力の方が重要ではないのか。そのためには、小学校段階では日本語をしっかり身につけ、中学高校では文法を含む「型」を教えなければならない。両斎藤氏は、英語学習において古典的な単語を詰め込み、文法を理解する方法を指示する。また、質の高い本物の英語で書かれた本をたくさん読むことを提唱する。
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次回は、これを受けた私の考えを述べたいと思います。
(先に申し上げておきますと、私は、小学校での外国語教育をあまり歓迎していない一人です。)