龍使いのキアス | そのみの本棚

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日々のできごとと、読んでる本。毎日がのほほん。

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これは確か、大学の頃しょっちゅう行っていた児童書専門のお店で、

私の好みをよく知っていた店主さんに「あなたこれ好きだと思うわよ」と勧められて買った本。


あの本屋さん大好きだった。

好きなだけ読んでいきなさい、と言って、イスとお茶なんか出してくれてたな(^^*)

もうずいぶん行ってない…今度行ってみよう。



キアスは、モールの神殿の見習い巫女。

その神殿は、世界の初めにあり、すべての生き物がそこから生まれたという樹で建てられたという。


ここロールの世界は、300年前からアギオン族と呼ばれる人々が治めていた。

皇帝の名はアグトシャル。初代皇帝から代々その名をひきついでいる皇帝は、なぜか代々夢を見ないという。


ロールの世界は初代皇帝アグトシャルの呪力に縛られていた。


初代皇帝の幼馴染で300年前に失踪したと言われる、龍をも呼び出すことができたという偉大な巫女マシアン。

キアスは、マシアンさまを探す旅に出る。


300年を経てひずみができ始めているという、帝国の謎とは?

行方不明のマシアンさまは生きているのか?だとしたら、300年もの間、どこに?

そして、捨て子だったキアスの出生の秘密とは…




日本のファンタジーを読むようになったきっかけの本。


先日読書会で紹介した時もみんな言っていたけど、装丁がとてもきれい。

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絵は佐竹美保さん。ファンタジー作品の挿絵を多く描かれている方です。

今話題の魔女の宅急便や、ハウルの動く城の原作でも描いていらっしゃいます。


龍や不思議な力、剣と弓の戦など、王道っぽいファンタジーではあるけども、

西洋のRPG風のものともアジア風とも違う、無国籍な感じの世界観。

どの作品に似てる、みたいに他の本に例えて言えない独特の感じがあります。

それがこの物語の魅力なのかな。






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