雨のあと

水たまりを見つけると

子どもの頃は
長靴で入ったり

思いきり
ジャンプをした

跳ね返るしずくさえ
楽しかった

でも今は

またいだり
そっと避けて通る

水たまりは

行き場をなくした
誰かの気持ちみたいで

たまに溢れてしまって

うまく
抱えきれなかったものにも見える

子どもの頃みたいに

無邪気に踏み込むことは
もうできない

それはきっと

大人の
やさしさなのかもしれない

だから

ただ静かに見守る

いつか

溢れたものが

太陽の光で
やさしく乾いていく日まで