【海王星】夢を見る時、醒める時【アスペクト】 | ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

教科書通りのリーディングにしっくりこないことには、大きな意味があるはずです。納得できるまで遊び心を持って考察していきます!

ホロスコープ継続講座を受講しての振り返りや自分なりの考察をまとめます!

 

今回は海王星について。

 

 

象意としては、夢を見ること、期待や希望などのポジティブなものもありますが、それらと現実とのギャップを見せつけられるのも海王星の影響と言えるそうです。

 

私のネイタルチャートは、海王星のアスペクトが多いです。それもハードばかりw

(太陽スクエア、火星スクエア、木星インコンジャクト、金星セスキコードレイト、月バイセプタイル)

 

海王星自体は3ハウスと言う目立ちにくい?場所にはあるのですが、頭の中で常に妄想している状態がデフォルトです昇天

 

講座の中で先生が色々な視点からリアリティのある解説をしてくださったのですが、「夢と現実のギャップをみせる」という言葉が当てはまりすぎて強烈に印象に残っています…

 

「夢を見る」というのは、寝ている時の夢も含まれはしますが、「理想」や「期待」を抱くこととも同義だと思います。

 

 

 

海王星ハード祭りの私自身の体感から言うと、「夢を見ている」状態には自覚が伴いません。海王星には、没入、曖昧、境界線がない、といった意味もありますので、ハードアスペクトどうこう関わらずのことではあると思います。

ですが、「夢の見方」や「夢から醒める時」の感覚、その出方にはアスペクトの影響があるのではないかと個人的には考えます。

 

 

ハードアスペクトの場合、夢を見る時は、盲目的で過剰・過激な方向性になる可能性を秘めていると思います。

だからこそ夢から醒める時は、悪い意味での「まさか」「信じられない」という体感になりやすいと思います。現実とのギャップが大きくてものすごい絶望感です。

 

特に天体同士がやや意識しにくいスクエアやインコンジャクトなどの配置は、自分の夢や理想が大きくなりすぎていることに気づけない、自覚がない、そんなことはないと本人は思っているからこそ、より過剰さがでやすいと想像します。

私は海王星から個人天体へスクエアとセスキコードレイト(135度)のアスペクトを持っていますが、自分が夢見がちだとか、理想が膨らみすぎているという自覚が乏しく、占星術を学び始めて、「あ…そういうこと!!??」と大きな衝撃を受けましたw

だから感情やテンションに落差が激しいのか、これは夢と現実のギャップを見せられてのことなのかと。

 

オポジションだと海王星を意識しやすい配置なので、意外と自覚できてコントロールしようと思うかもしれません…?

トランスサタニアンなので実際にコントロールできるということは難しいとは思いますが。

 

コンジャンクションだと…夢から醒める瞬間はあるんでしょうかね泣き笑い

私の身近にタイトに水星と海王星がコンジャンクションしている人が2人ほどいますが、どちらも「夢見がち」というよりは現実主義な感じです。(他の天体に山羊座が強めだったりするからかもしれませんが)

ただ、敏感さはあるようで俗に言うHSP気質っぽさは感じられます。海王星は「境界のない」という象意もあるので、自分本位に夢を見る隙が意外と限られていて、周囲と混ざり合ってしまう出方をする可能性もあるのかもしれません。

 

ハードアスペクトとひとくくりに言っても色んな出方がありそうですし、どんな天体と海王星のアスペクトなのか、またそれ以外の天体の状態によっても大きく変わってくると想像します。

「自分が夢見がちなのだ」と自覚を持てると、同じチャートでも本人の状態が変化するという事もあると思います。

 

 

一方ソフトアスペクトの場合は、海王星の力が他の天体と調和的に働くので、夢を見る時もハードアスペクトのような危うさは大きくなさそうですし、夢から醒める時も激しい落差は感じにくいかもしれません。

 

精神科医の大家である神田橋條治先生は、患者さんが廊下を歩いて診察室へ向かってくる足音で、身体の歪みが分かることがあると本で読みました。そして実際的に身体の歪みをケアしてそこから脳の負担を減らすという、神業的な治療をされるようです。

もちろん血液データで他疾患のスクリーニングをしたり、必要に応じて投薬などもされているようですが、現代医療の範疇にはとどまらない技術をお持ちであることは間違いないと思います。(古来からある東洋医学や整体、ヨガなどと通ずる部分はあると思いますが)

 

私はまだ人様のホロスコープを読めるようなレベルではないのですが、神田橋先生のチャートを拝見したところ、海王星のアスペクトが目立っていました。

水星とトライン、火星とセクスタイル、木星とトライン、太陽とインコンジャクト、土星とオポジション、天王星とセスキコードレイトです。

個人天体であり、「治療」する際に密に関わるであろう「水星」「火星」あたりが海王星とソフトアスペクトであることは、患者さんから感じる「インスピレーション」を良い形で活かすことができそうです。

太陽や土星、天王星などの遠い天体とはハードアスペクトなので、もちろん別の側面があることも想像はできますが。

 

 

海王星が関わるホロスコープはアーティスとや作家にも多いとは目にします。

今まで自分のチャートで手一杯でしたが、いよいよ色んな人のチャートを見て、どんな職業でどんな経歴があり、どんな発言をされているのか知りたいフェーズに入って来ました泣き笑い

 

 

 

海王星の象意には他にも、集合意識や言語外の意識を取り込むこと、吸引力、芸術や音楽、トランス状態など多岐にわたります。

太陽系の中でもかなり外側、地球の常識なんてお構いなしの宇宙意識がかなり強い天体です。

象意も非常に壮大であり、イメージしにくい部分がありますが、それは教育や生活の中に宇宙意識の視点から考える機会が与えられていないからだと思います。

今はそのような発信も増えていますし、自ら手を伸ばせばいくらでも学ぶことができると思います。

 

占星術を通して(他にも量子力学などの別の分野からでも良いと思いますが)、「ありふれた常識」「刷り込まれてきた当たり前」を超越したマクロな視点から考えることで、日常の中で起こる出来事が全く違う見え方がするということを、継続講座で学ばせていただくことで実感しています。