激戦、マキシマム!ラフレシアを撃破せよ‼
ラフレシア CORELAND / SEGA ©️1986
 

 

1986年(昭和61年) 当時、わたし的に強烈に印象深いゲームがこれです。

 

最寄りの駅から電車で2駅のところにあるデパートの2階に広大なスペースのゲームコーナーがあり、沢山のテーブル筐体が並んでいました。現在も店舗自体はあるものの、2階フロアは完全に変わってしまっていると思われる。

 

そこには、あのタイトーのワイバーンF-0筐体があって、1ゲーム200円だったか? とにかく高くて遊べなかったのを覚えている。

また、ギャプラスや、テラクラスタ、スターフォースが50円で遊べた。

 

様々なタイトルがある中、ひときわ異彩を放っていたのが、ラフレシア(開発:コアランド 販売:セガ)である。

このゲームタイトルから世界最大の花のラフレシアを想像しますが、花の要素は全く無く、SEGAが1985年に発売したスペースハリアーの IDA(アイダ)を彷彿とさせる、顔面がモチーフの敵キャラやBOSSキャラが特徴となっている。とにかく顔一色なのです。

 

 

 

 

 

当時、このゲームのデモ画面を通して見ているだけで、中学生の心を鷲掴みにされてしまいました。この異様さがとにかく忘れられない。

 

 

 

本ゲームは、宇宙空間でひたすら敵を撃ちまくるシンプルな縦スクロール・シューティング・ゲームです。

DIPスイッチ設定で残機を無限にした上で、どうにか最終ステージのRAFFLESIAまで辿り着きましたが、非常に敵の攻撃が厄介なのです。

 

全7エリアをクリアして、最終ボス「ラフレシア」との戦いは、各エリアで倒したボスの攻撃が順に待っている。(いわゆるボスラッシュ)

 

 

<各エリアの濃いボス・キャラクター達をご紹介>

 

AREA 1 エリア名  不明

 

AREA 2  SARRACENIA(サラセニア)

 

AREA 3  ALLUIM(アリウム)

 

AREA 4  DIGITALIS(ジギタリス)

 

AREA 5  DAISY(デイジー)

 

AREA 6  ANTHURIUM(アンスリウム)

 

AREA 7  POTOS(ポトス)

 

ラスボス  RAFFLESIA(ラフレシア)

 

 

何故かこれまで家庭用ゲーム機やアストロシティミニに移植されておりません。

 

夜の街を駆け抜けろ!

ナイトストライカー(TAITO CORPORATION 1989)

 


この筐体で遊べるゲームセンターは国内で確認されているのは2店舗です。他に何軒あるのだろうか?

 

1. レトロゲーセン ザリガニ

〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-21-4

https://twitter.com/RETROZARIGANI?

 

2. 秋葉原 Hey

東京都千代田区外神田1-10-5廣瀬本社ビル1階~4階

株式会社タイトー|店舗詳細Hey(東京都・千代田区) (taito.co.jp)

 

 

もしお近くに来る機会がありましたら、是非ともお立ち寄り下さい。こんな時代ですから、100円で遊べるなんてことは無くなる気がしております。

 

海外では、以下の様なアップライト筐体も存在する。

US版(TAITO AMERICA CORP.) 

 

 

以前アフターバーナーⅡやスペハリで使いました自作コントローラ部をそのままナイトストライカーでも遊べる様にしたい!ということで、中間ハーネスの製作をしました。



 

 ご承知の通り、真ん中に操縦桿がありまして、自機(インターグレイ)を操作し、そのジョイスティック部にあるトリガーか、左右に配置している30φの発射ボタンで弾を撃ちます。


基板上のDIPスイッチのセッティングで7発/secか、10発/secの連射設定が出来ます。但し、トリガーだけが連射が出来、左右ボタンは、連射に対応しない仕様です。


 基板は2枚構成で、サイズはギリギリテーブル筐体に入りそうなサイズ感です。


遂に電源投入(火入れ)の時がやって参りました。

電源系統の配線に間違いは無い筈だと自分に言い聞かせて電源スイッチを入れます。「バチッ!」




ディスプレイ画面上には、


あのNo Signal の文字が…。 またかぁ。

音も出ているのか? 何だかよく分からない。



色々、修正を重ねて


どうにか動きました。

バンザーイ😊




基板上のDIPスイッチ Aの3番をONにすることで、TESTモードに入る事が出来ます。


STARTボタンを押すごとにTEST項目を進め、操縦桿のX軸、Y軸のゼロ点調整を行います。

実際、ナイトストライカー筐体にはその調整用ボリュームがあります。

 

以下のテスト画面は、アナログジョイスティックの縦軸(V)と横軸(H)を共に00になる様に手動で調整したところです。

❌印の基準点が中央部に来る状態としなければならない。

 

 

自作したアナログジョイスティックのX軸、Y軸調整ボリューム板(+5V電圧計付き)これが無いと恐らくゲームにならないと思われます。


可変抵抗器(ボリューム)は、ナイトストライカーの取説を参照し、以下の物を使用しています。

RV24YN型 1kΩ RV24YN20SB102 東京コスモス電機製|電子部品・半導体通販のマルツ (marutsu.co.jp)

 


テスト画面で、サウンドテストも行えますが、音が鳴り止まず、更に前後の音が重なりイマイチです。

残念ながら、テストどころではありません。

 

 

 

 

 クレジットを入れまくり、どうにか最終ステージをクリア。最終面(Stage S)では、自機が急にバイクに変わっている。そもそも1989年当時は、ナイトストライカーが地元では見たことすら無かったですし、どちらかと言えばチェイスH.Q.を遊ぶ機会が多かった。


正直な話、当時このゲームを遊んだ事が無かったので私にとっては新作ゲームです。ダライアスの様にステージクリア後に分岐していき、最終面のエンディングもそれぞれ違うっぽいので、全ての最終面を今後確認したいですね。しかし、最終ステージは怒涛の攻撃でとてもノーミスクリアなんて出来ませんよこれは。


スペハリとは全く異なる世界観であり、左右のスピーカーからのBGMも最高です。とにかく凄い。

あのライトストリーム・システムを再現したいが、実際の筐体で構造を確認しないと厳しいですね。

一度構造を見たら、頑張って何とか自作出来そうな気もします。


スペースハリアーの動作確認は佳境に入ってきました。

自機が勝手に右下隅に寄ってしまい、

全く遊べないという状況で、基板側(CONTROL PCB)を疑い、

先日、点検修理に出しました。

 

しかし、全く異常は見られないという回答であった。

 

 

 

「ガーン…。」

 

 

完全に暗礁に乗り上げたか…。

一体これからどうしたらいいのか?

 

 

 

+5VとGND配線をもう一度確認したり、

アナログジョイスティックの配線の通電状態を何度も確認し、

やっと原因が分かりました。

 

 

 

予備のアナログジョイスティックに交換したところ、何と操作が出来るようになり、旧ジョイスティックのアンプ基板のアンプが故障していることが判明。

私が以前誤って、このアンプ基板の+5V入力とGNDを逆転させて配線したことが原因と思われます。

 

 

この故障したアンプ部分の部品を個別で注文して後日交換します。

 

 

早速、試しにプレイしてみました。

残機を30機以上までクレジットを入れてどうにか念願のクリアまで辿りつきました。

全18ステージは長かったけど、感無量です。

左右のスピーカーからCDや音楽プレーヤーからではない、本物のスペハリ・サウンドが出ているのは中々の味わえません。 

正に至福の時です。