今日は息子の大学の卒業式でした。


大学を卒業し、来週にはこの家からも巣立っていきます。


卒業式、最近は 仰げば尊し を歌わないようで、卒業式に歌った歌で年代がわかるという記事も先日新聞で読みました。



私は仰げば尊し世代なので、息子が卒業式に出かけて行ったのを見送り、ふと口ずさみました。


仰げば尊し 我が師の恩 ♬


我が師の恩、なんて時代に合わない、とも先の記事には書かれていました。

けれど、今、私も親を卒業するんだという気持ちで歌ってみると、私の師であったのは子どもたち、仰げば尊しわが子たちへの恩、とすると、この歌詞が実にぴったりくることに驚きました。



仰げば尊し、わが子たちへの恩

たくさん教えてもらったこの家庭にも はや幾年

思えばとても速く年月が経ってしまった

今こそ別れめ いざさらば


一緒に過ごした何気ない日常の恩

巣立った後もそんな日々を忘れないでね

しっかり仕事して 皆に慕われる人になれるよう頑張ってね

今こそ別れめ いざさらば


朝も晩も、夏も冬も一緒に過ごしたこの家で

あなたたちと過ごした年月を忘れるはずなどありません

けれどもう別れの時

 いざ、さらば!

        (私的 意訳です)


送り出さねばならない日が近づいて寂しさが募りますが、いざさらば!の潔さに、私も背筋が伸びる思いがします。



卒業、おめでとう。

私を親にしてくれて、親として育ててくれてありがとう。これからはお互いの人生だね。

いざ、さらば! …まであと少し。