社会人になって家を出た娘も本が好きで、読んで面白かったオススメ本をよくLINEで知らせてくれます。

それを私も図書館で借りたりして読むんですが、今回、娘からのオススメで読んだ本がこれです。




この本、娘によるとその後タイトルが「祝福の子ども」に変わったらしいです。


ストーリーはミステリー仕立てで面白いんですが、養子縁組、子どもを愛せない親、親に愛されない子、といったテーマがあり、読んでいて辛くなるところも多かったです。


そして読みながらも、この本を私に勧めた娘の心中を思うと複雑な気持ちでした。


私が実親にあまり良い感情がなく、娘もそんなことをわかっていて、私は私の子どもたちと私の親との交流を断ち切ってしまっているところがあります。私の抱える問題から自分を守るために、私は周りを歪めているのかもしれないな、と思いました。


愛し愛される親子ばかりじゃないよね。

そんな娘の声が聞こえてくるようで、私はそれを解決しないまま歪んだ環境にしてしまった罪深さを思い知りました。

その歪んだ環境を娘は娘なりに理解しようとして、受け入れているのかと思います。


親子の問題は、その先にまで影響を及ぼすものです。

私一人が抱えているようで、そうではなかったんですね。

そして、私は自分を守るために子どもたちにおかしな気を使わせ、そんな歪みを押しつけていた、ということがまた私を苦しくさせます。

子どもたちには本当に申し訳ない気持ちです。


とはいえ、今さら何ともならない、子育てってとり返しがつかないことも多いですが、なんとかリカバリーしながらやっていくしかないですね。




世界中の子どもたちが、皆、愛され祝福されますように。