今日は、東京オリンピック・パラリンピック記念の東京レガシーハーフマラソンが開催されたんですね。



そのニュースを見ていたら、ハーフマラソンの視覚障害のクラスで、世界記録を上回るタイムで一位でゴールした道下選手が、伴走者の方が先にフィニッシュしたとして失格になったということでした。


えーっ、そんなことが、と思って見ていたら、道下選手は「そういうこともあります」と笑顔で話していました。

なんて素敵な人かと、思わず拍手してしまいました。


側から見ると、伴走者のミスではないか、と思うようなことなのに、伴走者やマラソンのコースのせいにせず、そういうこともある、と引き受けて笑えるのはなかなかできることではありません。


視覚障害がある中で、ハーフマラソンに挑戦し、素晴らしい結果を残してくるまでには、どれほどの苦難があったことかと思います。そんな苦難の日々が彼女を強く、人間的にも成長させたのかもしれません。


誰しも、うまくいかないことがあると、誰かのせい、と非難したり批判したりしてしまいがちですが、自分が引き受けてその意味を考えて乗り越えようとする時、魂が成長するような気がします。


私も道下選手を見習わなくちゃいけないなぁ、としみじみと感じました。