名古屋で、また いじめ が原因の自殺がありました。痛ましく、悲しいことです。
前回の交流分析でいじめを考えてみると、マウンティングと同じ構造があるように思います。
つまり、他者否定によって自己肯定を味わおうとするもの。このタイプの人はもともとの構えは、自己否定にあることが多いです。そこから自己肯定へいく方法が悪いんですよね。
そして、この方法で自己肯定を味わっても、それは錯覚の自己肯定であって、本当の自己肯定ではないため、自己肯定を味わうために他者否定を繰り返すことになります。
こういうタイプがいじめをすると、基本的な構えが他者否定なので、誰かのせいにしたり、相手が悪いという思いから抜け出せなかったりして、とても厄介なことになると思います。
学校では、お互い仲直りさせて握手、が解決策と考えているようですが、なかなかそんなふうにいかないと思います。
まずお互いを引き離し、いじめの被害者には安全安心を提供した上で心の傷によりそっていく。
そして、いじめの加害者には自己肯定に至る正しい方法を習得させるべきだと思います。
今回のいじめの件は、本人の訴えもあり、スクールカウンセラーも入っていたのに、と残念でしかありません。
こんなことがもう繰り返されないことを願っています。