昨日はホワイトデーでしたね。これは、大学生の息子が買ってきてくれたケーキです。1個のケーキで、こんな幸せな気持ちになれるなんて安上がりな私。


今は、ホワイトデーも当たり前になりましたが、私が子どもの頃は、バレンタインデーだけだった記憶です。その後、マシュマロデーとかお返しにマシュマロ、みたいなこともあり、しだいにホワイトデーが定着していったように思います。


たぶん、これは返報性の原理で、バレンタインでもらいっぱなしでは気持ち悪いという心理で生まれたものなんでしょうね。


返報性、というのは相手にお返ししたくなるという心理ですが、これは好意に対しても敵意に対しても働くものです。


好意や親切に対してお返ししたくなる、というのはわかりやすいですが、敵意や悪意にもお返ししたくなるのが人間なんですね。怖いですね。できれば、好意や親切のやりとりをしたいものです。


そして、もう一つ大事なものが、自己開示にも返報性が働くということです。こちらが心を開いてオープンな態度で接すると、相手も心を開きやすくなるものなのです。


ただ、それなら自分をオープンにして、好意や親切をふりまいていけば上手くいくかといえば、そこにまた注意点があって、好意も親切も返してもらおうという思いがあるとダメなんですよね。

私は自己開示したので、さああなたも、では怖いだけです。好意も親切も、お返しを期待していては恩着せがましさがでてしまうものです。


そのあたりが難しいですが、せめて悪意や敵意は向けないように、受けてもお返ししないようには気をつけていきたいですね。