1993年にに日テレ系で放送されていたドラマ。

ちょうど日本にいた時なのでオンタイムで観ていたのかOPの映像や内容も少し覚えている。

コメディ要素もありつつ、せつない、温かい気持ちになる。

登場人物がいい人ばかりでできすぎ感もあるけれど、単純にいいドラマだと思う。

OPのトワエ・モアが歌う主題歌もイメージと合ってすごくいい。

 

なんのドラマに主演していたタイミングだったか、仕事で吉田栄作にインタビューしたことがある。

粋がって吠えていた初期の頃からイメージ一新した時で、想像していた人物像と違ってとても好印象だった。

自ら記者である私たちに、ケーキをお皿に取り分けてくれたり、サービス精神も旺盛で和気藹々と時間が過ぎた。

実際のキャラクターがどうであるかはわからないけれど、その時の姿がこのドラマの演技と重なる。

インタビューで日本のマイケル・J・フォックスを目標にしていると語っていたがその意味が今になるとわかる。

 

もう30年前のドラマなんだなあ。

また昔を振り返ってしまったが、吉田栄作演じる水沢亮太と、南果歩演じる榊真澄は5歳差であり、子供の頃の思い出話の違いから年の差を意識するシーンがある。長島茂雄と王貞治とか、スケートで転倒したのはジャネットリンとか伊藤みどりとか。

長いスパンから見たら、5年の差はたいしたことない。30年経っていてもつい最近のことのように思う。

 

母が学生時代の話をしているのを聞いて、なんて古い話をしているんだろうとか思ったけれど、たぶん母にとってもつい最近の出来事だったのだろう。

その年にならないとその時の思いがわからないのは確かかもしれない。

私も還暦を迎えたが、20代の頃は40歳まで生きたら人生それで満足なんて考えていたけれど、まだまだ生きたいし、家族と一緒にいたいって思うよ。

50歳になっても60歳になっても、たぶん70歳になっても80歳になっても、他人が思うほど自分は大人になっていない。