私が子育てで気をつけていること。


それは
よその子と比べない、ということ。


その為に何をやっているのか、ということを書いてみます。



次男リリ。
5歳。日本で言えば幼稚園保育園年長。

ねーね(姉)とゲームとYouTubeが大好き。



彼は感覚過敏で絵の具が嫌い。

(画像はインターネットのフリー画像)
絵の具を手に付けて自由にドローイング!
…とか無理。
親の私は憧れますが。
子どもながらの感性!なんていう素敵なワードにがっつり惹かれます。
が、無理。


砂場も無理。

「汚い!」
「難しい!」
着心地にもこだわりがあったり。
靴下のつまさきがズレてたら怒り出したり。

そして「完璧主義」
一見良さそうに見えますが、彼の完璧主義は
「結果重視」。
だから、塗り絵も工作も、自分ではやりたくない。
だって先生やママが作ったほうが綺麗なのができるから!!
工エエェェ(´д`)ェェエエ工



そんな彼。

ちょっと成長しました。



なんと、カチューシャを付けていられるようになりました!

一時帰国中
東京ディズニーランドのトリックアートで
「魔法でドアを開けているところ」
こんなことがわかるようになったんだなぁ…


むしり取ると思っていました。
だけど一日中、ずっと付けていました。
絶対に気持ち悪いはずなのに。



「たったそれだけ??」


いいえ、たったそれだけじゃありません。少なくともリリにとっては。


彼の感覚過敏が「鈍くなった」
もしくは「我慢出来るようになった」

ということですから。


触れるものが増えれば、彼の可能性はもっと広がるかもしれない。
もちろん、今のままでも十分でした。
できることが増えたらそれも「成長」です。

絵の具は、ちょっと前までは絶対に触ろうとしませんでしたが、
最近は筆ならなんとか頑張るようになってきました。
ちょっとでも手に付いたりすると「Teacher! Wash my hands!!」と叫ぶらしいですが…
でも出来るようになってきている。



他の子が、出来るかどうかでなく、
彼が去年できなかったことが、今年できた。


そうやって我が子だけにフォーカスすると子育ては楽になりました。


つまり、
比べない為にやっていること。
それは我が子だけにフォーカスすることです。



他の子が何が出来るかなんて、見ない。
調べない。



もし比べてしまってストレス過多になるのがわかってるなら、授業参観も極力行かない。
行っても我が子のみを見る。



これって大人でも同じだと思うんです。

同窓会で出世した友人を見たり
SNSでキラキラした友人を見ると
なんだかモヤモヤ〜…っとするなら、それはきっと比べてるからなんですよね。


でも、「持って生まれたもの」とか「過去」って変えられません。


そこからの連続である「現在」の姿でモヤモヤ〜としても不毛なんですよね…


これ、私自身に言い聞かせてます。


特に疲れている時なんか、
キラキラ働いてる昔の友人たちを見ると
「それに比べて私は…」などと考えてしまいます。


平均して一日のうち1時間位はそうです。
年間365時間くらいはそう。
0の日もあるけど、5の日もある。



でもその時間って、ストレスになるだけで無駄なんです。


ストレスって脳の働きを阻害しちゃうので、「未来を良くする」方向から反対方向に走ってるみたいなもの。



だいたい、SNSなんて私もキラキラしてます。
鬱々とした時にはアップしません…


友だちに会って楽しかった!
とか
美味しいご飯食べてます!
とか
キラキラした瞬間をのせてるんです。
家でごろ寝してる瞬間は載せてない。



娘が入院した時には、SNSのことなんてすっかり忘れてました。数カ月放置です。


キラキラ演出なんてしてなくても、結果としてキラキラして見えるだけ。
知人に「キラキラ度高めだよね」と言われました。言われてみると確かに。でも数カ月放置してましたよ、と伝えると「…本当だ!」。そんなもんです。


そして、私が凄いなぁと羨む人も、当然何らかの悩みがあるし、下手したら私を凄いなぁ…と別のところで思ってたりする。


人と比べてモヤモヤする必要は無い。


そして、どうしてもモヤモヤするなら、見なきゃ良い。



「自分だけ」
「我が子だけ」
にフォーカスする。


去年より良くなった状況
去年より出来るようになったこと
そういったことだけにフォーカスする。


気になるならよその子を見ない。
気になるのはそもそもストレスが溜まっているから。
意図的にデジタルデトックスしてみたりすることに似ているかも。


参観日行かないなんて!と例え言われても
「行ったらストレスになって、
我が子に厳しくしてしまうかもしれないので
行かない」
と思うなら、行かないほうが良いと本気で思います。



気が付くとあまり比べなくなっている気がします。
「我が子だけを見る」もある意味訓練なのかも??



私が気をつけているのはそんなことです。