きょうは術後２年目検診。
この季節になると思い出して、今生きている喜びに胸がはちきれそうになる。
１年のうちにどれだけ多くの幸せを感じられたことか。
あの時人生サヨナラしていたら、この喜びを知ることは無かったのだもの。
丁度２年前の今頃は大学病院をたらい回しにされ、原因不明で遂には精神科に通わされていた。その頃には自分で立って歩くことも辛くて、静かに寝転んで呼吸に集中するのがやっとだった。わたしは家で寝ていたかった。ツライから病院へすら行きたくなかった。
でも、母親はわたしを無理やり病院へ連れて行った。わたしは嫌がった、嫌だと伝える体力を使わせる母親に苛立ったのだ。しかしその先で脳腫瘍が見付かった。その時神経は大きく潰されていて既に沢山の感覚が失われつつあった。すぐに手術だった。
母親が無理やり病院へ連れて行ってくれなかったら、わたしは死んでいた。何もする気がおこらない、ただ息を吸って吐くことに必死で、寝ていたかった。人の最後はきっとあんな感じなのだろうと思う。
周りには凄いね、と言われるけれど、わたしは周りにあれよあれよと生かされただけなのだ。
選択するだけの頭と体力の余裕を病室のベッドで取り戻した時、改めてわたしは生きるという選択をした。
家族やパートナー、友達、地球の美しさがわたしに希望と生きたいという欲を与えてくれて、そこから先はがんばった。
周りに生かされ、自分でも生きて、２度の選択があって今がある。
最初の選択はわたしの意志ではない。
だからこれは、与えてもらった命なんです。
そんな特別な命だから、使い道を考えて大切に消費します。
誰しも、生きること、は自分で選択しているようで、その前に、生かされているという事実が隠れている、これはわたしの知っている大きな秘密です♡
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miholo