誤嚥性肺炎を繰り返している父。
経鼻栄養と点滴からの栄養と過剰な水分で、
常に痰に溺れ夜間も3~4回、ナースコールを押して、
吸引して貰っている。
下痢も続いている。
携帯が重たくて、ラインの短文を返信してきていたのが、
文字を打つ力もなくなり、同じ文字の連打が続く。
やっと電話が繋がっても、携帯が重いからとすぐに切る状態。
幸い?って言っていいか分からないが、
せん妄や認知症の症状はまったくない。
余計、しんどいよね。
もう入院して一ヶ月半。
十分頑張ったと思う。
主治医とPTやSTとの会議で、もうリハビリは厳しいという判断になった。
先日、主治医から病状説明があると言われて行った。
最初に「ここはリハビリ病棟でリハビリするところです」と主治医は言った。
ん?
言われなくても父は嚥下する力がなく経口摂取が難しい状態。
なぜ遠回しな言い方をする?
何を言いたいのか。
リハビリできない状態なら前の病棟に、
戻してくれたら良いのにと思ったが。
結局、胃瘻を造る話が出た。
もう見込みがないので療養型の病院へ、
行ってくださいと言われるかと思っていたが、
胃瘻も言われるだろうなと予想は付いていた。
経鼻栄養は喉に管が通っているので、
飲み込む時に多少影響があるし、
定期的に入れ替えしないといけない。
管理も胃瘻よりリスクが高い。
主治医は、胃瘻にして食べれるようになった方がいますというが、
父は廃用が進み、肺の一部が潰れている状態で酸素も流している。
車いすに座らせて貰っても、頭を支えないといけない状況。
主治医は栄養も沢山入れられますからと言ったが、
その分、さらに痰が多くなり下痢もひどくなるのではないか。
父はもう十分頑張った。
週1回10分の面会で独りで頑張った。
父が頑張る理由は、一つ。
足の悪い妻、書類関係の分からない妻の元に帰る事。
この一心だ。
ダンナの時もそうだったが、
医療に関わっているのは自分一人だけ。
どんだけ砕いて説明しても、
家族の返答はいつも楽観的で、
父のしんどさを思い測ることもない。
「車いすで行きたいところに連れて行ってあげようよ」
そんな状態ではないって言ってるのに・・・。
「家に帰らせてあげたい」
誰が世話をする・・・。
兄と弟は遠方に住んでいる。
経管栄養、点滴、吸引、オムツ交換、誰が面倒を見るの?
私はすべての行為はできる。長期介護休暇を取って、
父の傍にいてあげる覚悟は出来ているが、
ダンナは反対、母も「やめて、やめて」と言う。
家に帰るのを目標にと言っているが、それさえ叶えられないのか。
病院としてはずっと経鼻栄養というわけにはいかないのだろう。
自分としては見込みがないなら、
せめて面会の多い療養型病院に転院して、
面会中、傍にいてあげたいと思う。