地味なことを楽しくする | ヨガとアロマとお月さま

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ヨガ講師であり翻訳者です。
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昨日、亡くなった叔母の葬儀に行って
「“楽しんでね”とおばさんの声が
聞こえたような気がする」
と書きました。

“楽しむ”って何?

私がとらえた“楽しみ”とは、
テンションが上がるような楽しさだけではなく
例えば、ピーマンを切っている時に訪れる
楽しさも含まれます。

分かりやすい“楽しみ”から
地味で分かりにくい“楽しみ”まで。

朝、娘が好きなマリネを作るために
ピーマンを切りました。

ピーマンを切る時の独特の音。

包丁で切る時の感触。

日光に反射するきれいな緑色。

切った時の匂い。

出来上がった料理の味を想像した時の
口の中の湿り気。

昨日はポッドキャストを聴きながら
料理をしたので、
野菜の切った時の匂いも、きれいな色にも
ほとんど気づかなかった。

ピーマンを切るって、地味だけど
よく五感で味わうので
満足感が広がります。

地味に楽しいのです。

ピーマンのことを思うことを通して
自分にフィードバックが返ってくる。

ピーマンを通して自分のからだに気がつく。

「あ、わたし生きてるな~」

食べる時はどんな味だろう?と
想像するのもうれしくなる。

ピーマンさん、今日もありがとう。

ピーマンに限らず、お料理に限らず

こんな地味な楽しさのほうが

根っこまで染み渡るような気がします。