見舞う 見舞いにまいりますと、母はせきを切ったように、話続けます。 なんとか「うちが引っ越しをする」というテーマを滑り込ませました。 新居には来ることができないだろうけれど。「ああ、楽しい人生だった」と穏やかに迎えてほしいな。 時は限られているけれど、できるだけ顔を出したいと思うのです。