
長いつれあい人生の中で、最近気がついたキーワードがあります。 それは「澄んだ料理」。 夫が作るとなぜか魔法にかけられたような感動があります。 それは「美味しい」とか「旨い」という表現では足りなくて、心に染みいるのです。 フランス料理は様々な食材を技術をもって組み合わせていくものですが、重ねて重ねても、逆に味が澄んでゆくのです。 これこそが感性ですね。 同じレシピで同じ食材を使っても、感動の深みが違う。 若いころ、一皿で即刻、ホテルオークラの小野ムッシュや、吉兆のおじいちゃまが認めてくださったのも、そこなのでしょう。
これは本当大事なことで、若い料理人の方々にどこまで伝えられるか、今の夫の挑戦でもあります。
話かわって、明晩TBSのドラマ「夜行観覧車」にマノワール・ディノが出ております。 早朝ロケでした。