イメージ 1 文部科学相さんのご判断をめぐって、友人の大学教授たちや、専門学校の校長先生の意見を拝聴しながら、私ながらいろいろ思うことがありました。 以前USA企業のトップマネジメントの方がお客様でいらしたときに、たまたま出身校(東京大学)の話になって、「貴女は何を専門にされましたか?」と尋ねられ、「フランス料理です」。

「おお、さすがは食文化レベルの高い日本の大学だ。」とおっしゃられたため、「(汗)いえいえ本当はフランス文学です」とあわてて打ち消しました。 

料理は人間の智と欲によって進化を遂げてきました。 哲学であり科学であり、芸術でもあります。 そしてエンターテイメント。 フランス料理を勉強するのに、知識と技術だけでは食文化とは言えません。 少しずつでも奥深く歴史を学び、今を学び、世紀を越えて後世に残る文化を残していきましょう。 

夫も、残りの人生を、そこに焦点を置いて生きていきたいと申しておりました。

さて、メインディッシュの後、チーズワゴンが回ってくると、どうしても選びきれずに、こんなご注文をされるお客様もおられます。 秋の夜長ですから、ワインをもう一杯、いやもう二杯(笑)。