
去年奈良の薬師寺にお伺いしたときにいただいた本「静思のすすめ」を読み終えました。 いろいろ読みたい本が積まれていたため、随分時間が経ってしまいましたが、半年の間に、私自身思うところ深くありましたので、今読んで感謝の気持ちひとしおです。
著者の大谷徹奘先生は、薬師寺ヘのシェ・イノ出張を企画運営してくださった方で、年に200回もの説法をされる大人気の僧侶さんです。 お釈迦様の教えをわかりやすく書いてくださっているのですが、ときおり専門用語もあります。
安住静慮、引発静慮、弁事静慮、という三つの問いかけ。
自分に与えられたものを、しっかりと見つめ積極的に受け止めていますか、
初心を忘れていませんよね、
相手の心を忘れ、自分の思いだけで生きていませんか
この問いかけをしながら心を訓練する段階を「極難勝地」と呼ぶのですって。 これによって苦しみが取り除かれるという・・・。
お釈迦様の教えは300年も経ってからようやく文字化されて「お経」になったそうです。
ああ、ありがたいありがたい。
写真はありがたく思いながらも美味しい殺生をしてしまう「マリアカラス」仕込み風景。 子羊のメリーちゃん、ごめんなさい。(汗汗)