
来週からマノワールは春メニューに突入です。 楽しみだわぁ。
さて、今日はピアノのお話。 ピアノが最初に作られたとき、4オクターブと半分だったのですって。 ようやくベートーベンの時代に5オクターブと半分。 これは66鍵ですから、今ならポータブルキーボードのスタンダードな大きさですね。 ええっ? これでベートーベンの譜面をなぞることができるのだ、びっくりいたしました。 あの壮大な音楽はこの幅で奏でられていたのですね。
ショパン・リストの時代で6オクターブ。 フェンダーのローズ(エレクトリックピアノ)の72鍵は、随分演奏いたしました。 ローズでショパンを弾いたことはありませんが(苦笑)。
ドビュッシー・ラベルの頃になって、7オクターブと四半分、今の88鍵となったそうです。 だからあのような繊細な高音や深い低音の美しい曲が生まれたのですね。
それより鍵盤数の多いピアノもありますが、88鍵が長らくスタンダードになっている、ということは、やはりこの音域がヒトの耳とハートに心地よいということなのでしょう。 最低音から最高音まで、私にも心地よいです。