イメージ 1 フランスで修業中のキュイジニェ小野瀬が一時帰国した折、お土産に買ってきてくれました。
食卓用ダストパン。 直訳すると「ちりとり」ですね(笑)。

フランス語では「ラマース・ミエット」と呼びまして、こちらの日本語訳は「パン屑集め」。 これは正しい~。
私たちは普段ポケットに差しこむペンタイプのものを使いますが、余裕のあるときは、このようなちょいと仰々しいものも。

上のタイプはまさにちりとりですので、箒が必要。 もしくはトーション(布巾)で掃きます。

主人が修業していたころは、運賃は高いし異国は遠いし、片道料金用意するのが精いっぱいでしたから、一端渡欧したら、帰れなかったものです。 日本人のお給料は600フラン。 昨今は円高もあり、修業環境もだいぶ変わってきました。 40年も経ったわけですから。

ちなみに私が最初にフランスに行ったのが、1979年。 かなりの円安で、フランスフランは60円以上しました。  トゥールというロワール地方の街で短い間ですが暮しました。 美味しい地元のワインが一本12フランぐらいで楽しめました。 食事は学食で5フランぐらいだったかなぁ。 そのころ日本では珍しいアーティチョークとか馬肉の料理などもありました。 ビールは高くてまずい(苦笑)。 これが30年以上前ですねぇ。

ともあれ、小野瀬が立派な料理人(料理を作るだけでなく、人間としても)に成長して帰ってくるのが楽しみです。 ん?帰ってこなかったりして。 向こうでいい人見つけちゃっていついちゃったりして・・・。