イメージ 1 書店に入ると、まとめ買いしてしまいます。 あれやこれや気になる本を枕元に重ねて、寝る前のちょっとした楽しみです。 
ロマン好きな私としては(うふっ)、対談集などめったに読まないのですが、珍しく買いました。

25年ぐらい前のお話ですので、今の世界の音楽地図とは少し違いますが、しかしそれを予言しています。 一頁一頁に共感し、なかなか本を置いて寝よう、という気になれない(苦笑)。 流石のお二人です。

さて、地味に採譜作業をしておりますと、何より作曲編曲の勉強になります。 なる曲とならない曲があります(汗)。 昔の歌(謡)曲は、テーマ&サビ、とかテーマ&サビ&テーマ、といった非常にシンプルでメロディーのしっかりしたものが多いです。 時々、即興的字余り的にテーマの尺が伸びたり縮んだりすることもありますが。

時代を経るにつれ、工夫されてくるわけです。 Aメロ、Bメロ、サビ、オオサビ、転調、リフレイン、なんていう構成の曲も最近のポップスでは大変多い。 あるいは、編曲でハーモニー、リズム、仕掛け、特殊な楽器の導入で、変化をつけてくる。 

何しろ昔と比べて、作曲者が相当な数になっているし、作品数も何百倍にもなっているので、メロディーだけのヴァリエーションは限界なのかもしれませんね。

大ヒットしたあの曲とあの曲は、編曲や歌い回しで全く違って聞こえるけれど、実はメロディーが大変似ている、なんてことに気づいたりして、あらびっくり。

逆に編曲の必勝パターンのようなものもあって、ポップスバラードは、最初ピアノだけで途中からリズム入り、そして最後はストリングスの大団円、エンディングはまた静かに戻る、などという・・・。

ともあれ、長生きする作品を作っていきたいものです。