イメージ 1 恋の季節なのか、楠で小鳥たちが気張ってさえずっています。 のどかな音景色。 店内では「HISTOIRE NATURELLE」が流れていて、マミーのピアノと合奏(ん?唱)、心地よいアンサンブルです。

銀座和光さんの並木ホールに参りました。 造形家永田哲也さんの展覧会。 旧くは江戸時代のものから日本全国の和菓子の木型に、無形文化財である手漉き和紙をあてて、美しい作品を作られています。 

若いころから、和紙などで様々なものの形(の裏側)をうつし出しておられたそうです。 以前ご紹介したセロテープ作家瀬畑亮さんと共通する素材に対するとても深いご関心。 もっともお話をしていて、穏やかな方とはお見受けいたしましたが。

そしてその作品は、どれもが素晴らしい、楽しい、おめでたい。 生き生きと動物や植物や神様や楽器やらが踊っています。 幸福を呼ぶ芸術です。

時代や国境(くにざかい)を越えて、さまざまなパーツを設計図なしに、即興で組み立てていくという感性は、私の音楽に似ていると思いました。 しかも昨年彼の作品はレイノーとコラボレーションしているのです。 ご縁ですねぇ。

和光さんでの展示は18日(月)までです。 是非ご一見ください。 楽しい幸せな気持ちになりますよ~。