
柴田摂子との共作「ヴィーナスの贈り物」(曲:摂子 詞:みほ)の一節に、
「水際立ったマンゴーに恋をしているふりのツインチェリー」というのがあります。 厨房をうろうろしていると、こういうリリックが浮かんでくるものでございます(笑)。
今日は代々木上原の「コム・シェ・ヴ」オーナーシェフの古賀義英氏が昼下がりに参りまして、マノワールの料理長阿部やマネージャの村田と昔話に花咲きました。
シェ・イノのオープン時(26年前)、井上(夫)はそれはもうパンパンに仕事していたわけです。 義英氏がまだ料理人3年目、相当絞られながらも、フル回転。 新卒で入社してきた古賀純二(たまたま同じ姓)は、厨房で何語が飛び交っているのかもわからず、とにかく言いつけられたことを懸命にこなすので精一杯。
料理が仕上がるころ、サービススタッフを呼ぶのに「チン」と音のするベルがあったのですが、このベルを押す暇もなく、シェフが「おいお前、ベル鳴らせ」と言ったのに、純二は額に汗しながらも真剣に「べろ出した」そうです。
まあ、こんな笑い話ばかりで、大笑い。 ちなみに純二は今やシェ・イノを引っ張る料理長。 独立した義英氏のレストランも9年目になります。
http://comme-chez-vous.jp/
コム・シェ・ヴのホームページはこちら。