
4月10日は「はなみほ」です。 季節が一巡りして、二回目の春の陣。 HANAMIから候補曲が送られてきました。 春満載。
譜面起こしには大体一曲につき30分かかります。 音源を捜して、コード構成を採譜し、移調やイントロ、アウトロ、間奏などを調整して清書。 知らない曲だと、もう少しかかります。
夜のガーデンの音は素敵です。 風に楠(巨木)がざわめく。 その自然の音は、ほんと、どんな音楽より美しいし胸をうちます。
このごろ、音楽の原点を想うようになりました。 様々な楽器の演奏者と共演すると、和声とかジャズ理論とか全く関係なく、(お国によっては、全然違う音楽理論があるかもしれないし)身体や心で感じるリズムやメロディーで演奏したい。
クラシック奏者や邦楽家に学ぶところは大きいです。 既成の曲に、どんな魂を入れていくか。
民族音楽家に学ぶところも大きい。 太鼓一つで、どんな感情や光景を伝えるのか。
死ぬまでに、この楠のざわめきほどの音楽が表現できるのか。
最後の一滴を歌えるのか。