イメージ 1 しばらく暗譜をしておりませんでしたが(曲数が多くて・・・汗)、このところのゆとりを利用して、暗譜に励んでおります。 オリジナルのインストは細かい転調の多いのはなかなか難儀ですが、シャンパーニュ組曲は実にシンプルなコード進行ですので、鍵盤を見て想いをこめてしっかり弾こう。 

歌ものは、暗譜のほか、歌詞も暗記せねばなりません。 おまけに下向いて歌うわけにはいきませんので、鍵盤をブラインドタッチせねば。 年とるとなかなか覚えられないと言いますが、最近は言い訳するのも面倒になってきてしまって(笑)、だから覚えるのですわぁ。

暗記というのは、集中力と経験と両方あって身体で反応していくものですね。

写真は調理場のオーダー伝票。 伝票は3枚つづりになっていて、一枚が調理場、一枚がホール、一枚がキャッシャーに配られます。 ピークの時間帯はこれが20枚近く並ぶのです。 

次々にホールから来る伝票をシェフが読み上げる。 各ポジションの担当が「OUI!」(ウィ=YESという意味)。 そして3番テーブルの仕上げをしながら15番テーブルのテリーヌを切り分け、5番テーブルのソースを詰めながら23番テーブルの魚に火を入れる。 7番テーブルのデザートを盛り付けながら、10番テーブルのスープを盛り付ける。 てな具合です。

一回伝票の内容を聞いたら、二度と聞かない、見ない。 全て覚えて反応していかなければなりません。 

職人の仕事という分野でも、料理はとりわけチームワークが必要ですね。 ピーク時の調理場は、本当芸術的です。 無駄がない。 美しい。

でも、それを鑑賞している暇はない・・・(笑)。