
いつか、また必ず再会して一緒にお仕事できるよね、と祈願して。
日々、いい思い出ばかりではありませんが、不思議といやな思い出は引きずっていても少しずつ薄れてまいります。 一方嬉しい思い出は、それを共有した人と再会すると、鮮やかに興奮がよみがえってまいります。
何年後かな、再会を夢見て。
さて、夜は小野神社さんのご招待をいただきまして、オペラシティーに小野雅楽会の「祝いの宴」を拝見しにまいりました。
雅楽には興味がありましたが、ちゃんと観た事がなかったので、とても楽しみにしておりました。
一部はビッグバンド。 二部は舞とオーケストラ。(すみません、こんな表現で・・・)
中国、インド、日本の神、様々な影響を受けて千数百年を経て、こうして受け継がれているのですね。
拍子や音階がわからない曲があったり、5拍子のループ曲があったり、ですが、とにかく面白いです。
笙の笛、横笛、ひちりき、太鼓、小太鼓、鉦、琵琶、お琴、その音色は、音楽というより、動物の声や、風の音、雷、波の音のような、自然そのものでした。
以前、銀閣寺にうかがったとき強烈に思ったのだけれど、どんな素晴らしい芸術も、自然の美しさには勝てない。 東山にかかる月を見て思った。
けれど、芸術の素晴らしさは、それを後の世まで継承していくことができるということだ。 今夜の月は(雨降っているけれど)今宵限りの美しさではあるけれど。