
松涛のタカギクラヴィアというピアノサロンで、ソプラノ歌手の岩崎芳佳さんと、ピアニストの須江太郎さんのコンサートへ。 うちのギャルソン疋田がウォッカやワインのサービスに行っておりまして、協賛マノワール・ディノとしていただいております。(感謝)
岩崎さんからメールや電話でお誘いいただき、真にありがたい次第です。 ロシアをテーマにして、バラキレフやチャイコフスキー、ラフマニノフなどの歌曲がずらり。 これもまたDUOで、なんとも勉強になる一面、素晴らしい歌唱と演奏に聞きほれました。
須江さんのピアノタッチは、とても優しく、これはどんな歌い手さんも一緒に演奏してもらいたいだろうなぁ。 本当学ぶところ多いです。
ピアノは1887年製ニューヨークスタインウェイ。 ホロヴィッツさんが1986年に来日されたとき、「このピアノがあるのなら、自分のピアノをもってくる必要はなかった」とおっしゃられたものです。 この来日時に、かの巨匠はシェ・イノで2回お食事されておられます。 なんという神のお引き合わせ!
須江さんいわく、「木そのものの音がする」。 そして弾きこなすのはかなり難しいそうです。 ピアノ弾きはね、私のような若輩(笑)者でも、そこにあるピアノと瞬時にタッグ組まねばならないのです。 自分の能力を超えたピアノに出会うと、大変なのです。 もちろん須江さんは見事に弾きこなしておられました。
その後久我山で、「坂上さん家の庭の木は」の最終立稽古に立ち会いました。 大幅な遅刻のため最後の場面だけでしたが、「桜見上げる」と「テーマ」の二曲に間に合いまして、なんだか、急にどきどきしてきました。
そもそも、皆さん百戦錬磨の役者さんたちです。 作者・演出のあっちゃんもすご~~~いキャリアのある方で、皆さん尊敬しておられます。 そして本日は舞台監督さんもいらして、本番さながらの緊張感。 そんな中、私、お芝居音楽新人でございます。 盟友せっちゃん(お芝居音楽いっぱい作っています)にもっと聞いておけばよかった~~。
とにかく、素晴らしい経験をさせていただきました。 本番が楽しみな一方、どきどきは続きます(汗汗)。