お借りしている礒江毅先生の絵を数点、展覧会があるというので、一端お返ししました。 開店当初から、最もマノワール・ディノの空気とマリアージュする、素晴らしい画家さんです。 

一時的とはいえ、絵の配置というのは、なかなか難しく、あっちこっち模様替えしました。 

食卓の絵は、BGMと同様、主張が強すぎてはいけません。 がしかし、ぼやけた印象でもいけません。

ビートが強い音楽のように、タッチが刺激的なものとか、歌や管楽器のように、直接訴えてくるコンテンツのあるものは、いかに芸術レベルが高く、感動的な作品でも、レストランには向かないのです。

しかしながら、料理や雰囲気とマッチした品格も必要です。

礒江さんは、まだ50代前半で亡くなってしまいました。 ご後輩の方々のご検討を期待しております。

さて、毎年一月前半はレストラン業も音楽業も静か目。 この数日、時間があれば、せっせと譜面書きをしております。 オリジナルもカバーも。

譜面書きはちょいと面倒な仕事ですが、いざ逆にサポートする立場になると、これが実にありがたい。 シンガーの方からは、数枚に亘る音符だらけの譜面コピーを渡されたりしますが、これはこれで、自分用に(移調、即興が楽なように一枚に書き直す)作るとき、とても楽ちん。 あ、でも例外があります。 完全コピーピアノ譜面。 

それは、矢野顕子さんの曲でした。 これは譜面にかじりつきで弾きました。(笑)