
1958年のシャトー・オー・ブリオンを19日の深夜に、いただきました。 そもそもこの58年という年は、天候の影響でボルドー不作の年ということでして、私は、これまで自分と同じ歳のワインを飲んだことがありません。 早飲み若飲みタイプのワインしか造れなかったのです。
昨年、ネゴシアンのマーラーベッセ社を訪問したとき、宝部屋のような倉庫のなかに、このワインを発見したとき、実に驚きました。
そして、その味わいは・・・、
まだ生きています。 充分に力がありました。 朝からボトルを立てておきましたが、澱はあまりなくて、流石にマーラーベッセ。 保存状態が素晴らしい。 ぺサックレオニャン地区特有の、雑味というか、メドックに比べると、少々田舎くさい古くさい感じ(悪い意味ではありません)が、強調され、つまり・・・
美味しかった。
このような逸品を頂くことは、まあこれからの将来もめったにないと思います。 つまみは、娘が新婚旅行で買ってきたパルミジャーノ。 ほんの少しでOKです。
ワインが希少すぎて凄すぎて、マリアージュする料理はないでしょう。