毎日3時間ぐらい、鍵盤に向かっていますが、クラシックのピアニストは、リサイタルのために同じ曲を、いったい何回練習するのでしょう。

前回の小ボルドーでは60回ぐらいでした。 コンサートの翌日は、飲みすぎもあって珍しく練習をさぼりましたが。 足りるということはなさそうです。

その後さらに毎日一回ずつ弾いているので、80回くらいになりましたが、まだ課題が新たに見つかります。 即興で展開していくので、毎回違うということもありますが。

例えば死ぬまで毎日一回ずつ弾いていたら、しまいに、どんな演奏になるのでしょう。 恐らく雑味のない、崇高なものになっていくに違いありません。 そこにいたって、ようやくシャトー・ラトゥールに見合う演奏になるのかもしれません。