「ち~ん」という音とともに、お坊さんに先導されて私たちは客席の合間から本殿にあがります。 外は萬燈会、ろうそくが参道から何百段もの階段を灯し、虫の音も涼しい夜。 空は満天の星。 そしてJOYFUL NOTESのコンサートが始まりました。

私たちは11面観音様と砂曼荼羅を背負って、ダライラマさんの玉座に見守られながら、1200年の歴史ある真言宗大本山で演奏いたしました。 夢みたい。

まずは、ぴかちゃんとミウラ一号のマニャンコンビのマンダラにインスピレーションを得たインプロヴィゼーションに私が加わり、場があたたまってきたところでHANAMIが登場。 

定番の「キッチンパラダイス」、「歌を作ろう」、「ジョイフルノーツ」ではお客様が手拍子で参加。 次に大阪・神戸のフラユニットを交えてぴかちゃんのオリジナル曲「MAHINA」と「PIKAKE」。

そして圧巻だったのは、二胡奏者の竹内ふみのさんに加わってもらって、「あの日に帰る」(途中でHANAMIが思いあまって泣き出すかと思いました)「まんじゅしゃげ」(もともと、このイベントのために書いた曲です)と「晴れる日まで待とう」(二胡のふみのさんがにっこにっこして楽しんで弾いていました)、アンコールで「HANAーSETSU」。 

一つ一つの曲がおひとりおひとりの心に届くような演奏ができました。 なにか強く尊いものに守られていたようです。

素晴らしい夜でした。 ステージを退出するときも「ち~ん」の先導で。 無事に音楽の奉納もできました。