アメリカで、ハイライフで上品で、パウダースノーのスキー場といえば、ユタ州のパークシティでのDeer Valley Ski Resortだと思います!

 

毎冬、パークシティの友人の家に、グループで遊びに行って、スキーをしています。Deer Valleyスキー場はスキーヤーのみに限られていて、スノーボーダーは滑っていないので、スキーヤーの私にはとっても滑りやすい。近くにあるもう一つのスキー場のPark City Mountain Resortにはたくさんコースがあるのですが、Snowboarderも一緒なので、怖い時もあります。Deer Valleyの方がリフト券代も高いのですが、コースに建っている周辺の別荘や飾りつけ(家の外側に熊や鹿のモニュメントやトーテムポールを飾っている家もあり、スキーヤーを楽しませることを目的としていると思います!)もとても美しいです。こういう家は、Ski In Ski Out accessと言われていて、スキーのコース沿いに建っており、家の裏庭から直接スキーでゲレンデのコースに降りていけるようになっています。そして、休憩するカフェテリアやレストランスペースも、より洗練されていて食事もおいしいし、いつも結局Deer Valleyのコースで主に滑っています。Deer Valleyには麓にホテルもあり、そのレストランでも食事ができるので、とても素敵な空間での食事も楽しめます。

 

友人が、スキーが好き過ぎて(というかスキーをする前提で1年が回っている人生)、もう何十年もパークシティに暮らす生活をしています。友人は、ずっとシングルなので、Barに行って観光客や地元の友人と飲んでパーティしたり、地元の仲間とアイスホッケーをしたり、そして、スキー三昧のこのSki Bum(スキーがしたくてしたくて、スキーシーズンに、スキーリゾートでバイトの職を得ながら毎日のようにスキーを楽しむ若者を一般には意味する言葉ですが、そこに定住してしまいスキー三昧になっている彼のような生活も、Ski Bumと言えます笑)的な生活をずっと楽しんでいます。Ski bumとは言っても、生活の基盤は本格的に持っていて、レンタルコテージを1棟、レンタルハウス1棟(1階と2階を分けて、2件のレンタル)でビジネスしつつ、自宅の家も近くに持っています。スキーシーズンは住民用のシーズンパスを持ちつつ、週に何回か天気の良い日だけにスキーに行き、アイスホッケーチームに趣味で入って練習・試合し、そしてレンタルしている家々の管理をする、という毎日だそう。そして、夏にはどこか別の国を旅行したりしています。

 

彼のレンタルコテージは、3階建てで2軒が壁合わせにつながっている形で、地下室は、両方が使えるプレイルームで、ビリヤードやサウナがあります。片側1軒で10人泊まれるようにしてあり、両方をレンタルすると20人が泊まれるそうです。パークシティでは、毎冬、Sundance Film Fesivalも行われているので、その時期と、年末年始のホリデーシーズンで、大きな割合の収入を得るとのこと。彼の自慢は、ある年のサンダンスの時期に、Paris Hiltonのグループが彼のこのコテージに泊まった、とのこと笑。Park Cityは、Sundanceの時期には有名映画俳優なども来る、ということで、レベルの高いレストランやバー(Sundance Film Festivalが始まる際に貢献したといわれているRobert Redford が経営していたレストランも2017年まではありました)などが並ぶダウンタウン(1本道だけですが笑)には、おしゃれなブティックなどもたくさんあります。そして、Native Americanアートが売っているお土産屋さんやジュエリーショップなどもあり、私はいつもいろいろなお店もチェックしています。

 

パークシティは、2002年のソルトレイク・冬季オリンピックで、ジャンプやボブスレーなどの競技が行わわれたとのことで、それらのコースが今も残っていて見学できます。パークシティには例年行っているので、スキーだけでなく、いろいろな観光なども楽しんできました。アウトレットモールでの買い物や、シューティングレンジで元警官から銃の打ち方を教えてもらえる場所や、Snowmobileで山の中を走り、スキー場とは違った景色を楽しみ、山をハイスピードで滑り降りてきたり、山を歩いて昔のマイニング跡(Park Cityは昔鉱山の鉱夫たちが住む町でした)を見たり、といろいろなことができます。

 

そして、だいたいどの家にもベランダにジャグジーがあり、夜は、雪景色を見ながらスキーで疲れた体を温めてリラックス。日本でスキーに行ったら、温泉につかって体を休めるのと同じですね笑!。

 

友人の彼は、年間パスを買っているので、滑り放題。1週間くらい使えば、早割年間パスの方が安くなるので、毎年悩むのですが、そんなに滑らないだろうな、という結論になり、結局数日券を買っています。しかも、年間パスの早割は、シーズン前の早秋に買わないといけないので、毎年やはり決心がつきません笑!

 

スキー場はいろいろありますが、そんなに混雑していなくて、静かで、洗練されたスキーリゾートで美しい別荘群の景色を楽しみつつスキーをして、おいしいお食事を楽しみたい。。。そういう人が選ぶには、Deer Valleyがおススメです!