自分の世界観にあった空間に暮らすことで、なりたい自分になれる。住んでいる空間って本当に大切です。高価なものを買うことでももちろん素敵な世界は作れますが、お金を掛けなくても自分の世界はいくらでも作れます!

 

週末に、Thrift Storeに2軒行って、私の世界観に合う美しいリサイクル品をいろいろと買ってきました。まず、フランスのLeonard Parisのヴィンテージのお皿6枚セット。アールデコの美しい絵柄と繊細な薄いお皿が気に入って手に取ってみたら、なんと未使用。元の持ち主も、美しいお皿だったから大事に保管したまま使わなかったのかもしれません。私は、美しいものは日々の生活で使うようにしているので、これから使ってあげられます笑!。そして、ヴィンテージのMade in Japanの陶磁器、Nasco Hand-Paintingのお皿2枚セット。こちらは、童話を絵に描いたような可愛さで、朝ご飯のお皿にピッタリと思いました!きっと昔にアメリカに輸入された日本の陶磁器ですね。これもクオリティは完璧でした。そのほかに買ったのは、青のシースルーサマードレスと、派手な柄物ジャケットと、七宝焼きピアスと、木の素材(?)のバングル、などなど。各品、それぞれ値段は数ドルしかしないので、一層ワクワクしてきます。

なんと、これらの物は、もともと、近隣の方々から寄付された物なのです。アメリカで中古品をリサイクルで販売する店は、高級ブランド品を買い取ってまあまあの高値で売っているリサイクルショップの形態もありますが、私が主に宝探しをしているのは、今回行ったような、寄付で持ち込まれた物品を売るチャリティのThrift Storeです。

 

アメリカは個人での寄付が盛んだけれど、その理由は、税の控除が得られるから、が大きいと思います。毎年4月にすべての個人がTax Returnの納税申告をするのですが、その際、charitable donationの額を申告して控除が受けられます。寄付が現金ではなく物の場合、金額の算定方法にはルールがあり、そして、1年間に申告できる額には上限がありますが、それでも控除が受けられるのは大きいですよね。そのため、皆、寄付をして、せっせと寄付のレシートを集めることになります。そして、1月から12月までの期間が申告期間なので、年内にレシートをもらうために、期限末の12月末には駆け込みで、たくさんの人がたくさんの寄付の物を近所のチャリティ団体や教会などの持ち込み所に持ち込んでいます。寄付された物は、Thrift Storeで売られて現金となって更なる支援に使われたり、あるいは、各所に配布される寄付の物品となります。皆、税控除のために寄付のレシートをもらう目的と、家の中の片づけ整理や掃除あるいは単にモノを減らす目的で、1年中、Donationできるものを家中で探すので、寄付される物はまだまだ普通に使える質の良い物も多いです。

 

そして、みんな、年明け1月半ばころから、そういう年末に持ち込まれた大量の物がThrift Storeの店頭に並んで売られるだろうと期待して、Thrift Storeの店に行くそうです。私も、そう言われて、先週土曜日に、友人と二人で2軒行ってきたのです。アメリカでは、寄付でどんどん不要な物を手放しつつ、さらに、新しい物(Thrift Storeの場合は中古品ですが笑)を買う。アメリカって、お金だけでなく、物もどんどん循環しているのを、ホントに実感できます笑。

 

Thrift Storeは安いけれど、安物ではないヴィンテージやアンティークや高級品がリサイクルされている時もあるので、どんなお宝に出会えるかわからないドキドキ感があって、たまに行くととても楽しいです!宝探しのように、​​一つずつ吟味していくのもとてもワクワクするし、さらに、もしも掘り出し物を見つければ、安くで素敵なお家の空間を作れたり、素敵な洋服やアクセサリーなども買えるのです。私は、過去に、良質のアルマーニのジャケットやBergdorf Goodmanオリジナルブランドのジャケットなどを見つけたこともあります(そのときは嬉しくて小躍りしました笑)!

自分がThrift Storeで物を買うことで、同時に、支払った代金がチャリティに回って、さらに何かの支援につながる、って、嬉しさ倍増ですね!