最近、週末にゆっくり時間を取ることにして、断捨離をしています。まず最初に取り掛かっているのが、昔の書類やメモの紙を整理・処分すること。私は、いつも、買い物リストなどの備忘録としてのメモだけでなく、自分がいろいろ思いついたこともメモとして紙に書き留めているのですが、書いた後そのままに10年くらい(?!)放置されているたくさんのメモの紙を見つけたので、それを断捨離し始めました。(ちなみに、そういう「思いついたことメモ」を紙に手で書くことは、とってもお勧めです。書き終わると、自分の思考や感情や感想も整理できてクリアになるし、マイナスの感情も落ち着くことも多いです。日記のようなものなので、日記帳に日々書き留めるのも良いと思います!)

 

その断捨離の中で、とても驚いたことがありました。そのような昔の「思いついたことメモ」の中には、会ったり話した時にモヤっとする人、イラっとする人、嫌いな人、苦手な人について、私の自分の負の感情を吐き出したり、そこから学んだ教訓や防御策のアイデアをまとめたり、その時点での私の気づきをメモしていた紙がいくつかありました。私がそれを書いてから、もう10年くらい経っています。そして今、なんと、自分で昔に書いたのに、読み返しても、そんな嫌な思いをしたことが全く思い出せませんでした!自分のことながら、びっくりです。

 

そこに書いてある、私が感じたと書いてあるそれらの人のモヤっとする点や嫌な点も、読み返しても、それが誰のことを意味しているかすら思い出せないほど。名前が書いていないメモなのではっきりしないのですが、きっとこの人たちのことかな?と思う人のことを思い出してみても、あまりたくさんの記憶はないし、そして、その人たちとの交流はほとんど良いことしか思い出せず。嫌な感情も戻ってきません。その当時の時点では、いろいろと考え、マイナスの感情が湧いていたはず、とは思いますが。

 

一方で、私も、昔の子供の頃や若い頃という何十年の前の記憶の中に、人間関係でのトラウマっぽい出来事やネガティブな記憶は今も残っています。それらのネガティブな記憶は、忘れたくても、なかなか簡単には忘れることができません。

 

ネガティブな記憶となったイベントを長い間覚えているかどうか、そして、そのことが自分に影響を与え続けてしまうかどうか、その違いは、それを自分が無意識又は意識的に思い出し続けているかどうか、ということだと思います。今回、これらのメモで見つけた、私の10年前くらいの嫌な出来事は、その時は嫌な思いやネガティブな感情が湧いたけれど、それをメモに書いて手放して忘れてしまった結果、そういうなネガティブな点は思い出さなくなりました。消化してしまったのだと思います。自分自身の脳の働きと記憶に、驚き、改めて感謝です!

 

「紙に書いて、ネガティブな記憶を忘れてしまう」、ということが、幸せな感情に満ちて暮らせる秘訣だと思いました。過去の嫌な記憶は断捨離して、ますます、毎日、今の目の前の楽しさに集中しようと思います!!