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こんにちは。
自然療法家のmihoです。


身近な健康情報を疑え!シリーー-ズ!
 っていつから始まってたの?という感じかもしれませんが てへぺろ


糖は本当に悪なのか? ~『砂糖悪玉説』を疑え!~
 キラキラ エネルギーって必要なの?
 キラキラ 健康的に痩せるためには、糖を絶ってはいけない理由。


酸化って本当に悪なのか?
 キラキラ 酸化と還元


オメガ3って本当に身体にいいの? ~『飽和脂肪酸悪玉説』を疑え~
 キラキラ AGEsは老化の原因?


『免疫アップ』 って正しい?
 キラキラ 「免疫活性=健康度が高い」ではない!


などなど、
巷で流れる健康情報を
サイエンスや体のメカニズムの観点から
紐解いていきましたが、
(強引にシリーズ化 口笛

今日は、「ポリフェノール」。




コロナ渦で忘年会や新年会などが少なくなってきておりますが、
それでも、年末は、クリスマスに忘年会、
年末年始の親戚の集まりやら、
新年になれば新年会や賀詞交換会に成人式と、

冬の期間は、少人数でも集まってお酒を飲む機会も増える時期です。


そんな時、健康通や美容通の方々に人気なのは、
何と言っても アンチエイジングで有名な “赤ワイン” なのでは?



歯の着色は気になるものの、
やはり体への影響を考えたら、
「飲むならアンチエイジングな赤ワイン!」な方も多いのではないでしょうか?


意識高い系女子は、赤ワインでしょ!
みたいなことをよく聞きますし、
そんな投稿もSNSでよく見かけますが、


プライベートなお食事会で
すごく著明なアンチエイジングドクターも
おっしゃっていました。


特に人とお酒を飲む機会の多い この時期に
理由もわからずして 言っていると
恥をかくことにもなりかねないかもしれません。。。




かなり前になりますが、
老化を抑える遺伝子「サーチュイン遺伝子(SIRT1)」の研究発表で世の中が沸き立った時、

赤ワインに含まれる レスベラトロール という成分がかなり話題になりました。


レスベラトロールという名前を知らなくても、

赤ワインにはアンチエイジング効果があると
聞いたことがある人は少なくないと思います。




簡単に要約して話すと、
2009年にアメリカの科学雑誌「Science」に、
『30%のカロリー摂取制限をしたアカゲザルは、老化が抑えられて寿命が延びる、その上、毛並みや姿勢も若々しい』
というアメリカのウィスコンシン大学による研究結果が報告され、
「サーチュイン遺伝子(SIRT1)」という遺伝子が注目を浴びました。
(2009 Jul 10;325(5937):201-4. doi: 10.1126/science.1173635. Caloric restriction delays disease onset and mortality in rhesus monkeys



SIRT1は「長寿遺伝子」と呼ばれ、
その「長寿遺伝子」を活性させることこそがアンチエイジングのカギ!
と喧伝されました。


ブドウの果皮や赤ワインの含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」がSIRT1遺伝子産物の活性剤として報告され、
そのためアンチエイジングとして赤ワインが健康通や美容通に大流行!


赤ワインに長寿遺伝子を活性させるレスベラトロールが含まれることから、
フレンチパラドックスの謎を解く物質だとも提唱されています。


とまぁ、すごい端折りましたが、
こんな感じの流れで、
今では 上記のような理由や背景を知らない方にまで、
アンチエイジングには赤ワイン!と根付いています。




ここまで読んで、あれ?と思われた勘のいい方もいらっしゃるかと思いますが、
レスベラトロールはポリフェノールの一種(フィトケミカルの一種)


そもそもポリフェノールは、
その植物自体が外敵や環境から身を守るために自身で産生させる毒性物質

でしたよね。(復習です。)


その構造は、
みんなが敬遠するたばこの煙や、ダイオキシンの構造とほぼ一緒
さらに言えば、それらと同じ作用を有します。




SIRT1に関する研究発表は、
実はこれで終わりではなく、
その後も論争が繰り広げられています。



2011年、過去のサーチュイン遺伝子の研究の不備を指摘し、
『サーチュイン遺伝子は長寿のカギとは言えず、寿命延長効果はないとみられる』
とする論文がNature誌に発表されました。
(2011 Sep 21;477(7365):482-5. doi: 10.1038/nature10296. Absence of effects of Sir2 overexpression on lifespan in C. elegans and Drosophila


さらに翌年には、
アメリカの国立老化研究所からウィスコンシン大学と同じくアカゲザルに対するカロリー制限の研究で、
『カロリー制限をしてもサルの寿命はかわらない』
という研究結果が報告されました。
(2012 Sep 13;489(7415):318-21. doi: 10.1038/nature11432. Impact of caloric restriction on health and survival in rhesus monkeys from the NIA study

これに対してウィスコンシン大学も反論し主張を続けていますが、
いまだ サーチュイン遺伝子と長寿の謎解明にあたったまま。




そもそも、これをメカニズムで俯瞰して見ると、
SIRT1が活性すると、
糖のエネルギー代謝がブロックされ、
代わりに脂肪をエネルギー源として燃焼を始めます。

一時的にみれば、
スリムになっていい?と思いがちですが、
完全なリポリシス状態で、
体内はあっという間にシックネスフィールド(病気の場)が出来上がり、
体内にどんどんとガンを作り出し進行させる“場”を作り出します。


つまり、「サーチュイン遺伝子(SIRT1)」は
アンチエイジングや長寿どころか、
それとは真逆の
老化遺伝子だったということです。。。


何よりも、レスベラトロールは、
エストロゲン作用の物質の最たるもの。

サーチュイン遺伝子をスイッチオンさせ、
エストロゲン作用までする、
という
病気の場を作り出し、ガンを作り出すのに、
こんなにも条件がそろいすぎる物質も
ある意味珍しい。。。


赤ワインのフィトケミカルだけを抽出(凝縮)した
サプリメントなんて考えただけで恐ろしくて仕方ありません。




「アンチエイジングには赤ワインよね!」
の合言葉?も気を付けないと。。。
私は目の前で言われても、華麗にスルーいたしますがw



科学や体のメカニズムを通して、
俯瞰して見れば
あらゆることの真実や真理が見えてきますね。


まことしやかに喧伝される
TVやネットの健康情報に踊らされ
わざわざ自分の健康を害する必要もありません。


こんなに情報が流れる現代だからこそ、
皮肉にも生まれてしまう 別の意味での「情報難民」から脱していくためには
自分自身が賢くならないと
pseudoscienceやjunk scienceから
自分も周りの大切な人も守ることができないのかもしれません。


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