★印象に残った所★

☆小さい時に、しっかり甘えた子が
しっかり自立する

☆なぜ甘えはよくないと誤解されているのか。
甘えさせると甘やかすの違い



明橋大二さんの本が大好きで、ハッピーアドバイスシリーズはほとんど読みましたが、最近読んだ一冊です。
漫画がたくさんあってすらすらと読めました。何回も読み返したい一冊です。

特に印象に残ったところは、甘えさせると甘やかすの違いです。




ここからは本から引用しています↓

『甘えさせるというのは、
子どもの情緒的な要求に応えるということ。
(例)抱っこなどのスキンシップを受け入れたり、子供の話をしっかり聞いたりすること。
子供がどうしてもできないことを手助けすること。


反対に、甘やかすというのは、
物質的な要求に言われるがままに答えるということ。
(例)おもちゃやお菓子を言われるがままに買い与えること。→将来心の寂しさをもので埋めようとする子になってしまう
子供ができることまで手を出すこと。


ただ、甘えさせることは大事と言っても、親も忙しいのでどうしても答えられないこともあります。
どうしてもできない時は「〇〇してほしいんだね」と子どもの気持ちを汲んで、「でも、今はご飯作ってるからちょっと行けないよ」などと理由を言えばいいと思います。
子どもの情緒的な甘えに答えると、エスカレートして、わがまま放題になるのでは、と心配する人が多いですが、決してその心配はないということです。
情緒が満たされると、子どもは安心して、逆に、自分でやる!と言うようになるのです。』







保育士として勤めていた時に、もうしっかり歩けるのに、毎朝母親に抱っこされて登園してくる子がいました。
先輩保育士が、「甘やかさずに歩かせればいいのに...」と呟いたのを聞いて、「そうなんだ、しっかり歩かせれば体力がつくからかな、甘やかさずに、歩かせた方がいいんだ」と思った新人時代の私。
その子どもは、しっかりものでしたが、慎重派で臆病な性格な子でした。

子供が甘えてくるのは、何か不安なことがあるときなんだそうです。
甘える(依存)することができて安心
安心ではあるが自由でない
反抗
外の世界へ
また不安になる
甘える

というように、甘えと依存をいったりきたりして成長していきます。子供の頃にしっかりと甘えることができた人は、自分は大切な存在なんだという自己肯定感が育ち、自分も他者も大切にできる人になるそうです。

いろいろな価値観がありますが、この本を読んで、子どもの甘えをしっかり受け止められる、保育士・母でありたいと思いました。